【2023年最新】ハンマードリルおすすめ17選｜振動ドリルとの違いは？

コンクリートを削って壊したり形を整えたりするハツリや、穴を開けることができる電動工具をハンマードリルと呼びます。DIYにも使用できる工具なので、購入を検討する方もいるかと思います。

しかし、ハンマードリルといってもビットの規格や搭載している機能で選び方はさまざまです。販売数も多いので、いざ選ぼうとしても難しく感じてしまいます。ハンマードリルのなかには集塵機能を搭載していて作業場が汚れない機種も販売されています。

そこで、今回は、ハンマードリルの選び方とおすすめ商品17選をバッテリー式とコード式に分けてご紹介します。記事の最後にはハンマードリルを使用する際の注意点も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

まずは「ハンマードリル 」と「振動ドリル」のそれぞれの違いを解説します。ハンマードリルと振動ドリルは似ていますが穴の開け方が違います。ハンマードリルは回転と打撃でコンクリートに穴を開けるのに対して、振動ドリルは回転と振動で穴を開けます。

ハンマードリルは打撃を備えているのでパワーが強く硬いものでも削れます。反対に振動ドリルはパワーが弱いです。その分、振動ドリルはコンクリートより割れやすいレンガといったものに対する作業に向いています。

使用頻度が少ない方や低予算でDIYを楽しみたい方はハンマードリルのレンタルもおすすめです。ネットやホームセンターでハンマードリルのレンタルができます。また、価格帯についても解説をするので、レンタルをする際の参考にしてください。

ハンマードリルのレンタルはネットやホームセンターで行えます。ネットでは、ハンマードリルを販売しているメーカーがレンタルサービスをしています。ネットでレンタルをする際には、レンタル料と別に送料がかかる可能性があるのであらかじめ確認してください。

ホームセンターでハンマードリルをレンタルする際には、近くの店舗に取りに行く必要があります。店舗が遠くて、移動料金が多くかかってしまわないように注意が必要です。

ハンマードリルのレンタル料金の価格帯はホームセンターのコーナンなら1泊2日で1,100円です。先端工具が別売なので注意してください。ネットでのレンタルの場合、1泊2日なら1,000〜2,000円程度です。

1ヶ月の貸し出しでも5,000円前後でレンタルが可能です。ネットの場合はレンタル料金に加えて代引き手数料や送料がプラスされます。

ここでは、ハンマードリルを選ぶ際のポイントを解説します。ビット規格・給電方法・機能・穴の寸法・ハンマードリル のモードについて解説するので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。

ハンマードリルには、その機種で開けられる最大の穴の寸法が決まっています。「mm」で表記がされていているので確認してください。大きいものなら50mm以上の穴が開けられる機種も販売されています。

また、表記されているのは錐の「ドリルビット」の寸法です。丸い筒にダイヤモンドをつけた「コアビット」なら表記よりも大きい穴を開けられます。

ハンマードリルを選ぶ上で、給電方法も大切なポイントです。ここでは、コード式とバッテリー式の2種類の特徴を、メリットとデメリットも交えて解説するので参考にしてください。

バッテリーが内蔵されており、充電して使用するためコードが不要なタイプが「バッテリー式」です。コードが不要なので、ハンマードリルを使用する場所を選ばずに作業ができるのが魅力です。バッテリー式のハンマードリルはほとんどが小さい穴（小径）を開けるのに使われています。また、バッテリーを内蔵しているので重いのも特徴です。

「コード式」とはハンマードリルの動作にコンセントに繋げて使用するタイプです。大きい穴（大径）を開けるのに適したタイプです。バッテリーの残量を気にせず作業できるメリットがあります。また、パワーが不足することを抑えられます。しかし、コンセントの確保が難しいのもコード式の特徴です。使用する場所をあらかじめチェックする必要があります。

ビットの取り付け規格もハンマードリルを選ぶ上で大切なポイントです。ビットとは電動工具の先端につける工具を指します。ハンマードリルの場合、六角軸・SDSプラス・SDS-MAXの3種類の規格があります。

それぞれに互換性がなく、変換アダプタもないため一度購入してしまうと規格の変更ができません。SDS-MAXや六角軸は中型から大型のハンマードリルに使用されることが多く、SDSプラスは小型から大型まで幅広く使用されています。

ハンマードリルは穴を開ける以外にもコンクリートを削るハツリ作業にも使用できます。用途に合わせてハンマードリルに搭載している機能を選ぶと快適に作業ができます。ここでは、ハツリモードと回転のみモードについて解説するので参考にしてください。

ハンマードリルの「ハツリモード」とは、回転を止めて打撃だけを与えるモードです。コンクリートを削るハツリ作業ができます。大掛かりなハツリ作業には向きませんが、小さなコンクリート編を細かくするのに使えます。穴を開ける以外の用途でハンマードリルを使用したい方におすすめの機能です。

ハツリモードとは反対に、打撃を止めて回転のみで穴を開ける機能を「回転のみモード」といいます。回転のみモードは木のような割れやすい素材の穴あけにおすすめのモードです。回転モードで木に穴を開ける際には木工用のビットを取り付けてください。木にも穴が開けられるので、ハンマードリルを使用する方の中でもDIYに使用する方におすすめです。

ハンマードリルを購入する際には使いやすさといったポイントもしっかりとチェックしてください。ここでは、使いやすさに直接関わるサイズや重さと、作業場が汚れにくくなる集塵機能について解説します。

ハンマードリルを購入する際は、サイズや重さをチェックしましょう。重すぎる機種を選ぶと腕や手が疲れて作業が思うように進まなくなってしまいます。また、サイズも大きすぎれば収納にも困ります。使いやすさや収納しやすさも考慮してハンマードリルのサイズや重さを確認することが大切です。

作業場を汚さずにハンマードリルを使用したい方には「集塵機能」が搭載された機種がおすすめです。集塵機能は削りかすをハンマードリルに装備しているダストボックスに集める機能のこと。

粉や削りかすが出ないので周囲を汚したくない場合にぴったりです。しかし、ダストボックスを装備しているので、ハンマードリルの本体サイズや重さが増える点に注意しましょう。

ハンマードリル選びに迷ったら、人気のメーカーから選ぶのもひとつの手です。ここでは、おすすめメーカーのマキタ・ボッシュ・パナソニック・ヒルティの特徴をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「Makita（マキタ）は愛知県に本社を置く、電動工具の製造・販売をおこなうメーカーです。マキタのハンマードリルはラインナップが豊富なのが特徴。小型のコンパクトタイプのハンマードリルも販売されているのでDIY用に購入するのにもおすすめです。低振動機構のAVTを備えた商品なら腕への負担も減らせるのでチェックしてください。

「Bosch（ボッシュ）」はドイツのメーカーです。ボッシュのハンマードリルはコンクリートのみならずパワフルなので、石やデッキプレートの穴あけにも使えます。パワフルなもののコンパクトさもあるので収納がしやすいです。

また、鉄筋などに穴を開ける際に反動が本体に伝わって、本体が回転してしまうのを防ぐ「キックバック防止機能」を搭載した機種も販売されています。

「Hilti（ヒルティ）」は建設用の工具・材料を製造・販売するメーカーです。ヒルティのハンマードリルはハイスペックで高品質さが特徴です。パワーが強いのも魅力で、木や金属などのさまざまな素材の穴あけができます。また、コンパクトで軽量な機種が多いのも魅力のひとつ。使いやすいハンマードリルを求める方におすすめのメーカーです。

「Panasonic（パナソニック）」は日本の大手電機メーカーです。14.4Vと18Vのバッテリーが両方使える「デュアル式」のハンマードリルも販売しています。有名な国産メーカーなので、安心して使える製品を選びたい方におすすめのメーカーです。

ここでは、ハンマードリル を使用する際の注意点を解説します。怪我や事故の原因になるので、ハンマードリルの使用には注意が必要です。特にハンマードリルは熱を持つ機械です。ビット部分は使用直後に熱くなるので、火傷防止するためにも触れないでください。

また、削って粉状になった素材を吸い込んでしまわないように作業にはマスクを着用してください。目に破片が入って怪我をする危険もあるので、保護メガネも装着しましょう。また、手を怪我しないためにも軍手を着用して作業してください。

今回は、ハンマードリルの選び方とおすすめの商品をコード式とバッテリー式に分けてご紹介しました。ハンマードリルといっても給電方法や開ける穴の大きさによって選び方はさまざまです。ぜひこちらの記事を参考に、使いやすいハンマードリルを見つけてください。