ショアジギングリールおすすめ11選｜コスパ最強は？人気のダイワや中・上級者向けも

サバ・カツオ・ブリなどの青みがかった魚は、青物と呼ばれています。そんな青物は、ルアーフィッシングで特に人気です。中には、「釣りでそれらの青物を狙う機会が多いけれど、なかなか釣れない」といった方もいます。

そんな方には、ショアジギングリールがおすすめです。ショアジギングリールは、青物を始めとしてシーバス・ヒラメなどを狙えるリールとして知られています。そのため、青物を釣りたい方には打って付けのリールです。

今回は、ショアジギングリールについて解説します。失敗しない選び方やおすすめのショアジギングリール11選もピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。気になる商品があったら、実際に買ってみるのもおすすめです。

ショアジギングリールとは、岸から沖に向けて仕掛けを投げる用途で作られたリールです。青物を始めとして、シーバス・ヒラメなどの魚を釣るのに適しています。ただし、主に遠投するのでスプールサイズが大きいリールを選ぶのが重要です。

加えてショアジギングはリールに負担が掛かりやすいので、剛性や耐久性も必要になります。そのため、中古のようなすでに劣化しているショアジギングリールではなく、新品の商品を選ぶのがベストです。

ショアジギングリールには、大きく分けてスピニングリールとベイトリールの2種類があります。スピニングリールはライントラブルが少なく飛距離が出やすいため、リールの中では主流です。

一方でベイトリールはややマイナーですが、活性化していない魚に対応しやすい特徴があります。しかし、ルアーに関するトラブルが起こる可能性があるため、初心者の場合はスピニングリールを使うのがおすすめです。慣れてきたらベイトリールに挑戦しましょう。

釣り初心者の方が最初に購入するには、5,000円～1万円未満のリールがおすすめです。5,000円以下の低価格帯でも人気メーカーのシマノやダイワなどのリールが選べます。機能性は十分にあるので、お試しの場合に最適です。

コスパ最強でいえば、1万円台のリールです。手ごろなうえに性能も魅力的で、シーバスやマダイなども十分狙える、10Kg前後のドラグ力を持つスピニングリールやベイトリールを選べます。こちらもシマノやダイワがメインとなっています。

ショアジギングリールに高性能さを存分に感じるには、2万円以上の価格帯が該当します。高い剛性やスムーズな巻き上げなど、ハイレベルな手応えがあります。こちらは中級者あるいは上級者にもおすすめです。

ショアジギングリールの大きさは、番手として表記で示されます。どのショアジギングリールを使うかによって目安となる番手が異なるので、必ず確認しましょう。番手が大きいほど大物を釣っても糸が切れにくくなります。

ショアジギングリールのギアはさまざまなものがありますが、中でもおすすめなのがノーマルギアです。具体的にはギア比5.5前後のノーマルギアがおすすめで、大物でもしっかり釣り上げられます。

ハイギアはより速く魚を釣り上げられますが、ハンドルが重いので巻くのがやや大変です。最初はノーマルギアを使い、慣れてきたらハイギアを使いましょう。

ドラグ力とは、ドラグが滑らずに耐えられる力を指します。ドラグ力が高いほど糸が切られにくくなるのが特徴です。目安として、ライトショアジギングなら8kg、ショアジギングリールなら10kg以上のドラグ力を持つリールを選びましょう。タイプで選ぶ場合は、スピニングリールなら8kg、ベイトリールなら6kg以上がおすすめです。

ショアジギングリールの糸の太さは、PE〇号の指標で表されます。〇に入る数字が大きいほど太いです。糸巻き量は、太さを考慮して糸を200m以上巻けるものを選ぶのがベストです。5000番や6000番のリールを選べば大体の糸はしっかり巻けます。

ほとんどのショアジギングリールにはT字のハンドルが付いています。しかし、大物を釣り上げるなら力を入れやすいパワーハンドルがおすすめです。パワーハンドルは持ち手部分が丸く作られているので、しっかり握ってリールを回せます。T字のハンドルに比べて、楽に大物を釣り上げられるのが魅力です。

アルミニウムやカーボンなどの軽いショアジギングリールがありますが、それらの素材だと大物を釣り上げる際に壊れる場合があります。そこでおすすめなのが、耐久性に優れたメタルボディのリール。やや重いのがデメリットですが、大物を釣り上げてもリールが壊れにくいので安心です。

シマノは2021年に創業から100周年を迎えた老舗の釣り具・自転車部品メーカーです。世界中から称賛される自転車部品のギア技術を、釣り具にも活かしています。精度が高く丈夫なギアとスムーズな巻き上げには「HAGANEギア」や「マイクロモジュールギアⅡ」などの技術を採用しています。ストラディック・サステイン・ツインパワーなどのモデルが人気です。

国内の釣り具メーカーとしてシマノと並んで有名なダイワです。最近ではスピニングリールのドライブギアの性能を向上させており、汎用機とオフショア向け機のパワーが革新的にアップしています。ドラグ性能も独自の技術を採用し、耐久性や高剛性に優れたセルテート・レブロスなど人気モデルが豊富に揃っています。

アブガルシアはスウェーデンの総合釣り具メーカーです。リールでは有名な「アンバサダー」シリーズなど、コスパやデザイン性に優れたモデルが揃っており、高い人気を誇っています。高耐久性や機能性も支持されており、ハードな条件下でも対応できる汎用性に優れたラインナップになっています。

ショアジギングリールを定期的にメンテナンスしていないと、付着した塩によって錆の原因になります。リールは金属で作られているため、塩が付着しやすい海に出かけた後はメンテナンスを必ず行うようにしましょう。メンテナンス法は下記のとおりです。

• ハンドルとドラグをしっかり絞めた状態で必ず冷たい水で洗う
• しっかり水洗いしたら水気をよく切ってからタオルでもしっかり拭き取る
• ドラグを緩めてスプールを外したら再度タオルで丁寧に拭いていく
• リールを分解した状態でしっかり乾かしたらオイルを塗って組み立てる

ショアジギングで釣りをしていて、糸で手を切ってしまうケースは珍しくありません。ストレスフリーに釣りをするうえでは、怪我をせずに釣りをするのも大切です。

そこでおすすめなのが、専用のグローブです。グローブが手を糸から守ってくれます。日焼けや防寒効果もあるので、ショアジギングをする際は必ずグローブを用意しましょう。

自分に合ったショアジギングリールを選べば、使い勝手が良くなり釣果の向上が期待できます。リールによっては大物に逃げられにくくなるのもメリットです。ぜひ本記事を参考にして、自分に合ったショアジギングリールを活用してください。