投光器おすすめ11選｜工事現場・夜釣り・バーベキューに【人気メーカーも紹介】

懐中電灯よりも周囲を強力に照らす投光器ですが、LEDが光源の主流になってからは用途の幅がさらに広がっています。工事現場をはじめ、夜釣り・キャンプ・バーベキューなどのアウトドアはもちろん、家庭でも庭・ガレージなどで役立つアイテムです。

投光器はLED投光器やハロゲンランプなどラインナップが豊富なため、「似たタイプが多く選ぶのが難しい」という声もあります。購入して実際に使ってみると、思ったより照射が弱かったり照らす範囲が狭かったりという失敗も少なくありません。

そこで今回は、投光器の種類・選び方・おすすめ11選などを紹介します。充電式やコンパクトタイプは非常時・災害時の備えとしても重宝するので、ぜひこの記事を参考にしてください。

投光器とは、特定の方向に強い光を照射する照明器具です。レンズや反射鏡を使用して集光性を高めており、LED・水銀灯・ハロゲンランプなどの種類があります。元々は工事現場・グラウンド・スタジアムなどを照らす業務用の照明器具として使用されていました。

現在は一般用の小型の投光器が増えており、アウトドア・防犯用などさまざまな目的に使用されています。

LEDタイプはその使い勝手の良さや寿命の長さから、仕事場や作業現場だけでなく家庭用としての用途も人気が高いです。LEDは、電流を流すと光る発光ダイオードをたくさん束ねることで、少ない消費電力でも十分な明るさをもたらします。

またLEDは発熱しにくいため、火災のリスクを軽減できるというメリットもあります。LEDタイプは価格帯やラインナップが豊富なので、リーズナブルなものや多機能なものなど幅広く選びやすいです。

ハロゲンランプは白熱電球と同じ原理で発光しますが、非常に高光度なためランプが高熱を発します。冬場は簡易的な暖としても利用でき、雪が降っても熱で溶けるため、いちいち雪を払うことなく使えます。

ただし、ランプ内の糸状になっている部分は2,700℃に達することもあるため、火災や火傷には十分な注意が必要です。また、LEDタイプほどではありませんが、ハロゲンランプも寿命は長めです。

メタルハライドランプは、街路灯や防犯灯などに使われていた水銀灯に近いタイプです。しかし、ハライドランプはハロゲン化金属を使用し演色性(物体に光を当てたときの色の再現度)を向上させているので、水銀灯よりも自然光に近い光を放ちます。

この光を利用し、水草の成長を促したり農業用に使われたりしています。水銀灯よりも消費電力は少なく済みますが、価格帯は数万円程度と高めです。

手元や狭い範囲の近場を照らしたいなら、ピンポイントで一方向を照らしやすい丸型がおすすめです。集光性に優れるため、細かい作業をするときでも手元をしっかり確認できます。また、丸型の投光器はコンパクトサイズが多く持ち運びに便利で設置も簡単なので、アウトドアや防災用としても適しています。

工場の作業スペースやアウトドアで投光器を使うときは、四角型が使いやすいです。四角型は広い反射鏡が付いているので、広い範囲をまんべんなく照らせます。明るさによって照射範囲は異なりますが、およそ3m程度の視界は確保できます。

また、後述で紹介するようなスタンドを使えば、無段階で高さを変えながら照らす範囲を調整するのも可能です。

投光器の明るさを表す際には、ルーメン(lm)という単位が使われます。ルーメンの数値が大きくなるほど明るくなるため、投光器を選ぶときの基準とする人も多いです。屋内やガレージで使う場合は光が強すぎると視界が奪われるため、控えめの1,000～2,000ルーメンがおすすめです。

逆にキャンプや釣りなどのアウトドアでは、広範囲を強力に照らせる2,000ルーメン以上が最適です。ルーメンの数値が高ければ、5m程度離れた状態でも人や物をはっきり視認できます。

コンセントを確保するのが難しい場所で投光器を使用したいときは、電源コードを気にせず使える充電式が重宝します。中にはモバイルバッテリーを搭載した充電式投光器もあり、電子機器を充電できるため緊急時や災害時に便利です。

充電式は持ち運んで使うのに便利ですが、充電が切れると何もできない状況に陥るため、電池の残量は常にチェックしましょう。

ソーラーパネルタイプは充電式と同じくコンセントを必要としませんが、太陽光を電力に変えるため充電せずにどこでも使えます。自然の太陽光を利用するので経済的ですが、天候によっては使用できなかったり、動作が不安定になったりするので注意してください。

また、ソーラーパネルタイプはコンパクトな製品が多いので、メインではなくサブの投光器としても適しています。

投光器を屋外で使用する場合は、風雨にさらされる場合を考慮し、防塵・防水機能付きのタイプを選べば安心です。防塵・防水機能はIP規格で表記されています。たとえば「IP67」であれば6が防塵機性能、7が防水機能を表しています。

「IPX7」と表記されていたら、防塵性能は含まれていない製品です。投光器を屋外で使う前提であれば、IP44以上のタイプがおすすめです。

スタンド付きの投光器は、スタンドとフレームが一体化したものと、付属されている専用スタンドで立たせるものがあります。フレーム一体型はスタンドと取っ手が付いており、地面に設置したり手軽に持ち運んだりしやすいです。

一方で専用スタンド付きは、好きな角度や高さに調整できます。高い位置から広範囲を照射する使い方も可能です。

ムサシは、センサーライトで日本一とも呼ばれるメーカーです。社名のムサシの以外にもブランドを展開しており、高性能な製品を販売しています。可動域が広く広範囲を照らす投光器を販売しており、作業用だけでなく防犯用としても高い効果を発揮します。

自動点灯・自動消灯するので、玄関・庭・ガレージ・倉庫などに使用する投光器が欲しいならおすすめです。

さまざまな施設に照明器具を提供している光商事のブランドです。充電式とコンセント式の投光器を販売しており、投光器用のスタンドも扱っています。光商事以外の市販スタンドとも相性が良く、使い勝手がいいです。

makitaは電動工具の国内最大手メーカーで、約60%の国内シェアを占めています。日本国内に130以上の支店・営業所を有し、世界40ヶ国以上にも営業拠点を持つなど、そのブランド力は世界からも認められています。

makitaの投光器はバッテリー技術が高く、点灯時間が長かったり、停電時は自動的にバッテリーへ切り替わったりといった点が特徴です。

GOODGOODSは、主にLED製品の販売やOEM・ODM生産を行っている照明メーカーです。オリジナル製品の開発から製造までを行い、低価格ながら高品質な製品を提供し続けています。

GOODGOODSの投光器は非常に明るいタイプが多く、小型から大型まで幅広く扱っています。また、多機能タイプもラインナップされているため、万能型を求める方にもおすすめのメーカーです。

ジェントスはLEDライトの製造・販売を行うメーカーで、プロ向けの製品技術をレジャー向けの製品にも反映しています。ジェントスの投光器は耐久や耐水に優れているものが多いです。そして、充電状態を色で、電池の残量をライトの点滅でお知らせしてくれます。

アイリスオーヤマは、多くの家電製品をはじめとした生活用品を手掛けているメーカーです。ホームセンターやネット通販企業にさまざまな商品を納入し、毎年約1,000点の新商品を生み出しています。

アイリスオーヤマはスタンドや防塵・防水機能などの便利機能を搭載したものや、工事現場用・屋内用など、幅広いタイプの投光器を販売しています。

投光器は明るさも大事ですが、アウトドア用や防犯用など、使用目的に適したものを選ぶのが重要です。目的に対し照射角度や持ち運びやすさなどが不十分だと、せっかく購入しても性能を発揮できません。今回紹介した内容を参考にして、自分に合った最適な投光器を見つけてください。