【2024年最新】風速計のおすすめ10選｜ドローン・登山で活躍！

風速を計測するためのツールである風速計は、風速以外にも風量や風向きなどさまざまな測定項目に対応したものがあります。「あまり使用する機会がないものだ」と思う方も多いですが、風速計はさまざまなシーンで活用されています。

例えば、エアコンといった空調設備の調査や気象観測のほかにも、登山の際に現地の気象条件を判断するために風速計が使用されることもあります。また、近年普及しているドローンを使用する際にも、風速計での計測が必須です。

そこで今回は、さまざまな用途で使用される風速計の種類・選び方のポイント・基本情報・おすすめ製品10選などを紹介します。本記事を参考に、風速計を上手に活用して日々の暮らしに役立ててください。

風速計は、どのようなシーンで使用されるのでしょうか。使用例として冒頭でも述べたドローンの使用時や登山、アウトドアの際の風速や気象条件をチェックする目的で使用されることが多いです。ここからは、ドローンと登山それぞれの使用例を具体的に紹介します。

重量200g以上のドローンには飛行禁止区域が設定されており、飛行禁止区域は無許可で飛行できません。ドローンを飛ばすには国土交通省の飛行許可が必要ですが、許可を取得する際に条件となるのが風速です。

飛行禁止区域でのドローンの飛行は「風速5m/秒以下」かつ「ドローンの速度と合計した風速が7m/秒以下」と定められています。そのため、許可を得てドローンを飛行させるには、飛行時の風速測定が必要不可欠です。

飛行禁止区域外でのドローンの飛行では、風速測定は義務ではありません。しかし、飛ばしている最中に風に流されて墜落する恐れもあるため、ドローンを使用する際は風速計を常に使用して風速をチェックしてください。

※2021年現在の内容です。最新情報・詳細情報につきましては、国土交通省のサイトなどでご確認ください。

山の天気は変わりやすく、登山の際は急な気象条件の変化も起こり得ます。天気の急変は命にも関わることなので、風速計で風速やその他の気象条件などを確認することは安全確保において重要です。登山以外のアウトドアでも天候は大切なポイントです。風速計で天候をチェックすることで、より安全にアウトドアでのアクティビティを楽しめます。

「風速計を実店舗で見たことがない」という人が多いのではないでしょうか。一般的に、風速計はホームセンターで購入できます。しかし、すべてのホームセンターで取り扱いがあるとは限らないので、購入する場合は事前に問い合わせすることをおすすめします。実店舗以外では、後ほど紹介するAmazonや楽天などのネット通販サイトでも購入可能です。

風速計は、計測方式の違いにより3種類に分かれます。用途や使用場所、目的などに応じて適した方式が異なるため、最適な計測方式も変わってきます。以下の3種類の違いを知り、使用シーンに合った風速計を選びましょう。

プロペラ式とは搭載したプロペラで風を受けて、プロペラの回転速度で風速を測るタイプです。屋外に設置されることが多いタイプで、プロペラが回転しなければ計測できないため微風の計測には不向きですが、ドローン飛行や登山に使用する場合は問題ありません。他のタイプと比較すると価格が最もリーズナブルで小型タイプも多いため、比較的手軽に使用できる点がメリットです。

電気で加熱したセンサーで風を受けて、冷却した電気抵抗の変化を元に風速を計測するのが、「ホットワイヤ式」とも呼ばれる熱線式風速計の仕組みです。屋外での測定よりも、屋内でエアコンの空調設備の風速を計測する際によく用いられます。他のタイプより精度が高い分価格も高くなりますが、微風の計測もできるというメリットがあります。

風を受けて回転する3～4本のカップ付きアームで風速を計測するのが防水カップ式です。防水カップ式は回転速度ではなく、カップ付きアームの回転数で風速を割り出します。防水仕様となっているため、雨天時の屋外での測定がしやすいのがメリットです。気象観測のほか、クーラーの給排気や給排気ダクトのチェックにも用いられます。

風速計を選ぶ場合は、風速以外の項目も計測できるタイプやその他の付加機能も含めて選ぶと、より便利に使用できます。使用目的や場所に最適な風速計を選ぶには、以下で紹介する3つのポイントをチェックしましょう。

風速計は、単純に風速だけを計測するタイプのほかに、さまざまな計測項目に対応したタイプがあります。気温や湿度を計測できる風速計なら、登山や屋外でのアクティビティ時にも役立つ情報を得られます。風量を計測できるタイプなら、空調設備の調査にも対応可能です。

さらに高機能な風速計には、瞬間風速や平均風速などの細かな項目の計測に対応したタイプもあります。より詳細なデータを必要とするのであれば、風速以外に計測できる項目もチェックしましょう。

一部の風速計はスマホ連動機能を搭載しています。スマホ連動に対応していれば、専用アプリを使ってデータ管理ができるほか、見やすいグラフ表示機能を使用可能です。また、専用アプリをインストールしたスマホのイヤホンジャックに装着して使用できる簡易タイプの風速計もあります。細かな測定には対応しないものの、家庭用の風速計としては十分使用可能です。

風速計測を行う場所が定まっている・一定期間定点観測をしたいなどの場合は、固定して設置できる三脚取り付けに対応したタイプがおすすめです。三脚取り付け対応の風速計は、本体下部のネジ穴で三脚と固定して使用します。三脚が利用できれば安定して設置できるので、定点観測も容易にできます。そのため、工事現場での測量にも適しています。

風速計を使用すればその場での正しい風速を知ることができ、ドローンの飛行や登山での安全確保などに役立つ風速データが得られます。風速計は用途や計測場所などによって適したタイプが異なるので、使用シーンに応じたタイプを選ぶのがポイントです。屋外でのアクティビティやドローンを飛行させるときは、正確な風速を知るために風速計を活用しましょう。