【2024年最新】オフロードブーツのおすすめ10選｜選び方も解説

オフロードバイクで林道や舗装されていない道を走行する際、ハンドルが取られて転倒することがあります。軽装の場合、大きな怪我に繋がる可能性もあるので注意が必要です。そのため、オフロードバイクに乗る際は、オフロードブーツを装備しましょう。

オフロードブーツは、一般的なブーツよりも耐久性や堅牢性が高く、プロテクターといったパーツを搭載しているのが特徴です。オフロードブーツには「モトクロス」「エンデューロ」「トライアル」といった種類があります。

近年では「ガエルネ」をはじめ、さまざまなメーカーがオフロードブーツを手掛けているのでどのモデルを選べばよいのか迷いがちです。そこで本記事では、おすすめのオフロードブーツ10選を紹介します。選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

オフロードブーツはモデルによって特徴や搭載されている機能が異なります。そのため、シチュエーションに応じてアイテムを選ぶのがおすすめです。ここでは、オフロードブーツの選び方や重要なチェックポイントを解説します。

オフロードブーツには「モトクロスブーツ」「エンデューロブーツ」「トライアルブーツ」の3種類があります。種類によって特徴や適した使用用途が異なるので、この項目でチェックしましょう。

ダートや舗装されていない悪路を走行する場合はモトクロスブーツがおすすめです。モトクロスブーツは3種類のオフロードブーツの中で最も防御力が高く、特に足首のホールド感が強いのが特徴です。プロテクターも頑丈なモノが備わっています。

一方、ほかのモデルよりも重く歩行には向いていない点に注意が必要です。また、ギアチェンジを行う際も重たさがネックになります。ある程度オフロードバイクを乗りこなしている中・上級ライダーにおすすめです。

エンデューロブーツは、モトクロスブーツと比較して搭載されているプロテクターの数か少ないのが特徴のオフロードブーツです。ダートを長く走行するために作られているため、モトクロスブーツよりも軽量に作られています。

そのため、履き続けていても疲れを感じにくく、長時間の使用や林道を走る際の着用にもおすすめです。また、ある程度の歩きやすさも備わっているため、仮にバイクにトラブルが発生しても押しながら移動できます。

トライアルブーツは、モトクロスブーツやエンデューロブーツと比較してプロテクターが薄いのが特徴のオフロードブーツです。オフロードブーツの中でもオーソドックスなモデルで、名前のとおり初めてオフロードバイクに乗る方にもおすすめです。

また、モトクロスブーツやエンデューロブーツよりも軽量なのが特徴で、高い柔軟性も備わっています。そのため、高低差のある岩場といった複雑な地形を走る場合や、街乗りでの着用にもおすすめです。

オフロードブーツのソールには「ウェーブソール」と「タンクソール」の2種類があります。ソールによって適した地形が異なるので、この項目でチェックしましょう。

ウェーブソールは、モトクロスブーツに多く採用されているソールです。「フラットソール」と呼ばれることもあり、波形の模様が施されています。無駄な引っかかりがなく、歩きやすいのが特徴です。

ウェーブソールは高い操作性が備わっているほか、厚みあり悪路でも足が取られにくいので、泥地や砂地といった足場の悪い場所を走行するのにも適しています。また、溝の深いモデルを選べば高いグリップ感が獲得できるのもポイントです。

タンクソールは「ブロックソール」とも呼ばれ、トレッキングシューズのソールにも見られるようなゴツゴツとした深い溝が施されているのが特徴のソールです。悪路でもバイクを簡単に押しながら移動できるというメリットがあります。

一方で、ステップやペダル操作がやりにくいというデメリットがあるものの、高低差のある斜面や岩場などでの着用に適しています。オフロードバイクのテクニックを磨きたい方にもおすすめです。

オフロードブーツは足首のサポート力を強めたり、シューズ内のグラつきや外部の衝撃から足を守ったりするのを重視して作られているため、スニーカーやブーツといった通常の靴よりも小さめに作られています。

そのため、オフロードブーツを購入する際は、着脱のしやすさも考慮して通常の靴よりもワンサイズ大きいサイズを選びましょう。衝撃で脱げないか心配な場合は、バックルでサイズ調節ができるモデルを選ぶのがおすすめです。

オフロードブーツはモデルによって搭載されている機能が異なります。また、履きやすさもモデルによって異なるので事前にチェックすることが大事です。

オフロードブーツを購入する際、バックルが調節できるモデルを選べばよりフィット感を得られるのでおすすめです。アジャスタブルバックルが付いているものやビス穴が調節できるものは、しっかりと足が固定できるのはもちろん、快適な履き心地も体感できます。

オフロードバイクは水溜りがある道や舗装されていない道を走るため、防水性の高いモデルを選びましょう。内部に水が浸入しにくい素材を選ぶのも重要です。また、吸湿性の高いモデルを選べば、ブーツの中が蒸れやすい夏場でも快適に着用し続けられます。

耐久性を重視するなら、材質が本革のオフロードブーツを選択しましょう。ほかのモデルよりも値段が高く、お手入れも大変というデメリットがあるものの、メンテナンスをきちんと行うことで長く愛用できます。また、エンジンの熱に強く、高い耐摩耗性が備わっているのも魅力です。

オフロードブーツを長時間着用するとブーツの中が蒸れます。湿気の多い夏場では特に湿気がこもり、菌も繫殖しやすくなるので注意が必要です。そのため、オフロードブーツを選ぶ際は抗菌ソールが採用されているかどうかも併せて確認しましょう。

この項目では、オフロードブーツを手掛けるおすすめのメーカーを紹介します。メーカーによってオフロードブーツの特徴が異なるので、ぜひチェックしてください。

「GAERNE」は、1960年に立ち上げられたイタリアのブーツメーカーです。イタリアの三大ライディングブーツメーカーのひとつに数えられます。1979年には日本での販売も開始しており、オフロードブーツはもちろん、オンロードやツーリングなどのアイテムも展開しています。

GAERNEは、モトクロス・エンデューロ・トライアルと種類豊富なオフロードブーツをラインナップしているのが特徴です。また、女性向けや子ども向けモデルも取り扱っています。

「FOX」は、1974年に立ち上げられたアメリカのブランドです。本社がカリフォルニアにあるほか、スペインのバルセロナやカナダにもオフィスを構えています。オフロードブーツだけでなく、スポーツウェアといった幅広いアイテムを世界中で展開しています。

FOXのオフロードブーツは、運動性・フィット性・プロテクション性の3つを高い次元で実現しているのが特徴です。バランスのよいオフロードブーツを探している方は、ぜひFOXのモデルをチェックしましょう。

「Alpinestars」は、1963年に立ち上げられたイタリアに本社を置くレーシングスーツメーカーです。レーシンググローブやモトクロス用ブーツの製造も行っており、数多くのプロレーサーが同社のアイテムを愛用しています。

Alpinestarsのオフロードブーツは、操作性と軽量性を両立させているのが特徴です。本格的なバイカーにおすすめのモデルからエントリーモデルまで、幅広いアイテムを展開しています。

「Forma」は、イタリアに本社を構えるブーツメーカーです。すべてヨーロッパ圏内で生産することをコンセプトとしています。バイクに乗るときだけでなく、降車後にも歩きやすいようにこだわってアイテムの製造を行っているのが魅力です。

Formaは、素材に本革を用いたモデルを多くラインナップしているのが特徴です。また、林道ツーリングにおすすめのモデルや、ブーツ丈の短いショートブーツもラインナップされています。

オフロードブーツは高い耐久性や耐殺傷性、耐熱性が備わっているのがメリットである一方、ほかのブーツよりも値段が高いのがデメリットです。そのため、「オフロードブーツの代用としてほかのブーツを履けばいいのではないか」と考える方も多く見受けられます。

しかし、オフロードブーツの代用となるブーツはありません。オフロードバイクは転倒のリスクが高く、転倒すればバイクと地面に足を挟まれたり、エンジンやマフラーに足が接触したりします。通常のブーツだと保護できないので、安全のためにオフロードブーツを着用しましょう。

近年では、さまざまなメーカーから種類豊富なオフロードブーツが販売されています。モデルによって種類や搭載機能が違うため、使用するシチュエーションや習熟度に応じてアイテムを選ぶのがおすすめです。この記事を参考に、お気に入りのオフロードブーツを手に入れましょう。