【冬用】スノーワイパーおすすめ10選｜寿命や値段、交換時期は？

冬用ワイパー(スノーワイパー・雪用ワイパー)とは寒さや雪を考慮した、寒冷地の使用に特化したワイパーです。雪の降る地域に車で出かける方は、夏用ワイパー（通常のワイパー）から冬用ワイパーへの交換をおすすめします。

標準で装着されている夏用ワイパーは、雨の日にフロントガラスに着いた"水滴"を取るためのワイパーなので、雪や氷の除去には適しません。対して冬用ワイパーは性能や素材に違いがあり、雪や氷をきれいに拭えるのが特徴です。

雪が降る中での走行は、視界が悪くなりやすく大変危険です。降雪地帯にお住まいでない方は、日頃あまり使わないと思いますが、旅行やウィンタースポーツなどで雪が降る地域に出かける際には、安全運転のためにぜひ「冬用ワイパー」を用意しておきましょう。

降雪時に夏用ワイパーをそのまま使っていると気温の低下でゴムが硬くなったり、金属のブレードの可動部分が凍り付いて動かなくなる場合があります。雨を含んだ雪は重く、夏用ワイパーで払うのが難しいので視界も悪くなり危険です。そのまま使い続けると、ラバーが傷みワイパー自体の劣化にも繋がります。

冬用ワイパーならブレード部分が分厚いゴムで覆われているため、凍り付いて動かなくなる心配がありません。またゴムの材質が柔らかいので気温が低くなっても固くならず、フロントガラスに積もった雪や氷をしっかり除去してくれます。

冬用ワイパーは通常のものと比べると少々割高ですが、急にワイパーが動かなくなって危険な体験をするよりは、事前に準備をしておいた方が賢明です。

冬用ワイパー1本の相場は3,500～5,000円ほど。少し幅はありますが、夏用ワイパーと比較すると2～3倍ほど割高です。種類によっても金額が異なります。

冬用ワイパーを安価で手に入れたい場合は、ネットで比較するかホームセンターでの購入をおすすめします。車種・年式によって取り付けできる商品が違いますので、購入前に取り付け可能かどうか必ず確認しましょう。不安な場合はオートバックスなどスタッフに直接相談できる店舗で購入すると安心です。

どの商品もパッケージやカタログに「車種適合表」が記載されています。車種・年式・型式が記載されていますので、あなたの車に適合したアイテムから選ぶようにしてください。カー用品店の店頭やメーカーのホームページでも確認できます。

表によってワイパーの長さのみ記載されている場合がありますので、今使用しているワイパーの長さを測っておきましょう。

できるだけ安価な冬用ワイパーをお探しなら、ノーマルタイプがおすすめです。商品説明にグラファイトや撥水などの記載がなければ、ノーマルタイプになります。特殊な加工がされていないため比較的リーズナブルな価格帯です。

「初めて冬用ワイパーを使うので、夏用ワイパーと比較してみたい」場合や「雪は多くない地域だけど万が一に備えておきたい」方におすすめです。

しっかりとした拭き心地を追求するなら、グラファイトタイプがおすすめです。グラファイトと呼ばれる炭素の粒子でゴム部分がコーティングされており、摩擦を軽減させる特性によってガラスの水滴をしっかりと除去してくれます。

ガラスとの摩擦が減れば、ビビリ音を軽減できたり、表面の撥水加工を長持ちさせるメリットもあります。そのため撥水剤などでコーティングをしている人にも人気です。

撥水効果を求めるなら、撥水加工タイプをおすすめします。撥水コーティングされた冬用ワイパーは、使うたびにフロントガラスに撥水コーティングを施してくれます。

氷や雪がつきにくくなる効果が期待できるほか、フロントガラスの凍結を緩和します。金額はやや高めですが、撥水材を施す手間・費用が省けるのはメリットと言えます。

まずは今使用しているワイパーのサイズを測っておきましょう。ワイパーのサイズは、運転席側と助手席側、リアウィンドウ用とそれぞれ異なりますので間違えないように注意が必要です。

夏用ワイパーから冬用ワイパーに交換する際、一般的に冬用のサイズは夏用よりやや短いものを購入するのが推奨されています。先端が浮いてしまいガラスと密着しずらいと感じる場合も、ワンサイズ短いものを選ぶと密着しやすくなります。

先にご紹介したように、冬用ワイパーにはゴムの材質が3種類があります。比較的安価な「ノーマルタイプ」（生ゴム）。摩擦が軽減されてガラスにも優しい「グラファイトタイプ」。特殊な撥水コーティングを施した「撥水加工タイプ」の3種です。

どのタイプも長く使えば劣化する消耗品です。定期的に買い替えが必要な消耗品なのを念頭に、価格・機能を合わせて選択しましょう。

冬用ワイパーは通年着けたままでも問題ありません。ただし、紫外線や夏の気温などで劣化が早まる可能性があるので、暖かくなったら外して保管しておくのがおすすめです。

使用頻度や環境によっても劣化速度が変わりますが、1年に1回は交換するのが理想と言われています。先にゴム部分の劣化が進みますが、ゴムだけでも交換は可能です。ひび割れや裂け目などが確認されたら、それは交換のサインなので見逃さないようにしましょう。

交換期間の目安は1年ですが、それよりも短い期間であっても交換した方がいい場合もあります。金属部分のサビやゴムの割れ以外にも、以下のような症状がフロントガラスに出たら、交換した方がいいサインなので参考にしてください。

• 筋状の跡が残る
• 拭きムラができる
• 拭いたときにワイパーブレードが変な音がする
• 水のにじみができる　

ワイパ－交換時に気を付けておくべき点はいくつかあります。ワイパーは車種によってサイズが異なります。交換する車の車種・年式等をチェックしたうえで製品を選びましょう。

特別な性能に特化したタイプもあります。たとえば、冬場に降雪地域で運転する場合は雪用のワイパーがおすすめです。それ以外にも、ゴムそのものによる性能の違いもあります。オーソドックスなものの他、摩擦抵抗の少ないグラファイトラバー・撥水効果を与えるタイプなど、高性能な製品もありますよ。

自分で交換してもいいですし、ディーラーで頼めば製品の購入・古いものの廃棄を一度にやってもらえます。

高価なワイパーですから、少しでも長持ちさせるためにメンテナンスには気を遣いたいですよね。特に洗浄する際に配慮するのが寿命を延ばすコツと言えます。

ガラスクリーナーやアルコール類はラバーの劣化を加速させますので、それらの成分を含んだ洗剤などを直接付着しないよう注意しましょう。

また冬用ワイパーのラバーは夏用ワイパーより柔らかい素材でできているため、ガラスに付いた汚れの凹凸などで傷が付きやすいです。ですから氷点下の寒い環境であってもフロントガラスで凍結する心配がない、凍らないタイプのウォッシャー液との併用をおすすめします。

いかがでしたか？今まであまり馴染みがなかった冬用ワイパーかもしれませんが、雪国でのタイヤチェーンやスタッドレスタイヤと同様、環境に合わて取り入れるべき必需品です。雪の降る地域へのドライブを予定されている方は、ぜひこの機会に冬用ワイパーを導入してみてくださいね。