【2024年最新】ルーフキャリアおすすめ10選｜キャンプにも活躍！

バーベキューやキャンプなどのアウトドアシーンではテントやテーブル、バーベキューコンロなどさまざまなグッズを用意しなければなりません。「車の中に荷物が入りきらない」と困った経験がある方も多いのではないでしょうか。

車に積みたい荷物が多くて悩んでいる方には、ルーフキャリアをおすすめします。車の上にルーフキャリアを載せることで、より多くの荷物を積載できる優れものです。また、スキー板や自転車、カヤックのような車に入れにくいものも運べるようになります。

今回の記事ではルーフキャリアについて徹底解説します。荷物が多くて困っている方は必見です。さらに、おすすめ商品10選も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。ルーフキャリアを設置してもっと快適に運転しましょう。

ルーフキャリアは、ベースキャリアとアタッチメントを組み合わせて荷物を積載する仕組みです。ベースキャリアもアタッチメントもそれぞれ種類があり、目的や使用用途に合わせて組み合わせ方も変わります。ここではベースキャリアとアタッチメントそれぞれの種類を解説します。

ベースキャリアはアタッチメントを車に載せるために必要な土台部分です。また、ベースキャリアはアタッチメントを載せるためのバーやバーを支えるフットなどから構成されています。車体にベースキャリアを固定するためのフックというパーツもあり、車種によってフックの種類が決まるのが特徴です。

荷物を積み込むにはアタッチメントが必須です。アタッチメントはさまざまな種類があり、目的や積載するものに合わせて選ぶ必要があります。ここでは代表的なルーフボックスとルーフラックを解説します。

ルーフボックスはボックスタイプのアタッチメントです。他のアタッチメントとは異なり、蓋を閉めて収納できるので天候を気にせずに使用できます。また、収納性に優れているのも特徴です。車内に入れていた荷物をルーフボックスに収納すれば車内をより広く使えます。持ち運べる荷物の量を増やしたい方におすすめです。

ルーフラックは先ほど紹介したルーフボックスとは違って、蓋がありません。荷物を載せてネットやベルトで固定して使います。簡易的な作りですが、その分フレキシブルに積載できるのが大きなメリットです。自由度が高いアタッチメントなので、さまざまなシーンで活躍します。また、ルーフボックスに比べて安く購入できるのも特徴です。

ルーフキャリアは積載できる荷物の量が増えるのがメリットですが、実はデメリットもあります。安い買い物ではないため、事前にメリット・デメリットを把握しましょう。

ルーフキャリアを取り付けると、より多くの荷物を持ち運べるのが大きなメリットです。キャンプやバーベキューのように荷物が増えやすいシーンでも、たくさんの荷物を車に積み込めます。トランクや後部座席に入りきらなくても、車の上に載せて移動できるのもメリットです。

また、荷物を車の上に積み上げることで車内にゆとりができます。今まで車内に積み込んでいた荷物がなくなるので、ゆったりと乗れるのも嬉しいポイントです。

ルーフキャリアを取り付けた場合、立体駐車場の高さ制限に引っかかることがあります。立体駐車場に入れない場合、屋根のない駐車場を探さなければなりません。また、ルーフキャリアを載せていると、洗車機を利用できないこともあります。洗車機をよく使う方にとっては大きなデメリットです。

なお、ルーフキャリアは荷物を積めるのがメリットですが、過積載にならないように注意する必要もあります。過積載となった場合は罰金も課せられるので、十分に気をつけてください。

ここまで、ルーフキャリアの特徴やメリット・デメリットを解説しました。しかし、「ルーフキャリアの選び方が難しい」と悩む方も多いです。ここからは、ルーフキャリアを初めて購入する方でも分かりやすく選び方のポイントを解説します。

ルーフキャリアは車種によって取り付ける方法が異なり、屋根の形状に合わせて選ばなければなりません。ここでは、ルーフキャリアの取り付け方式とそれぞれ対応している屋根の形状を紹介します。自分の車がどの取り付け方式に対応しているか確認してください。

ルーフオンタイプはフラットな屋根に取り付けできます。ルーフレールやレインガーター（雨どい）がない車に取り付ける場合に採用されるタイプです。取付金具というパーツを使い、バーとフットを設置します。屋根合板とゴムパッキンの隙間を利用することもあり、車種によって取り付け方が違うので事前にチェックするのがおすすめです。

レインガーターとは2cmほどの雨どいのことで、雨滴を屋根に流す役割を持っています。レインガータータイプは、レインガーターを利用して取り付けるのが特徴です。また、バーとフットがベースキャリアになります。

取付金具が不要なので、少ないパーツで設置できるのもポイントです。ベースキャリアとルーフラック・ルーフボックスが一体型になったものもあります。

ルーフレールタイプは屋根に純正のルーフレールやダイレクトルーフレールがある場合に使われる取り付け方式です。ルーフレール自体はデフォルトで車に付いている場合と、オプションで装着できる場合の2パターンがあります。ルーフレールにベースキャリアのフットをかませて設置するのが特徴です。レインガータータイプと同様に取付金具は必要ありません。

ベースキャリアのバーにも種類があります。例えば、断面が四角いスクエアタイプのバーはリーズナブルなものが多いです。ポピュラーな形状で昔からよく使われています。また、断面が楕円のような流線形のバーは風の抵抗が少ないのが特徴です。低めの位置にも設置できるため、車高を抑えて設置したい方におすすめします。

アタッチメントは種類が多く、載せるものによって選ばなければなりません。ルーフキャリアを購入する前に何を載せたいのか・どのような使用目的があるのかを把握することが大切です。ここではアタッチメントそれぞれの特徴を解説します。

ルーフボックスは蓋が付いたアタッチメントで、雨や風から荷物を保護できるのが特徴です。機能性に優れたタイプで、たくさんの荷物を積み込めます。多目的に使えるアタッチメントで、荷物をベルトで縛って載せます。汚れ物や濡れた物を運びたいときにもおすすめです。ただし、高さが出やすいのが弱点です。

サイクルキャリアは名前の通り、自転車を運ぶためのアタッチメントです。車内に自転車を積み込むのは大変ですが、サイクルキャリアがあれば屋根の上に固定できます。旅先や目的地でサイクリングを楽しみたい方におすすめです。キャンプ場に自転車を持っていけば、車を動かさなくても広い範囲を移動できます。

スキー・スノーボードキャリアはウィンタースポーツが趣味の方におすすめのアタッチメントです。スキー板なら6セットまで、スノーボードなら4枚までクリップ型のアタッチメントで積載できます。ウィンタースポーツを楽しんだ後の板は雪で濡れていることが多いですが、車上に載せれば乾かしながら移動できます。車内が濡れないのもメリットです。

サーファーの方にはサーフキャリアがおすすめです。サーフボードは大きいので、車内に入れると窮屈に感じます。しかし、サーフキャリアでサーフボードを車上に載せれば、車内のスペースも確保できて快適です。また、海水や砂でベタつくサーフボードを車に積み込まないため、車内が汚れません。サーファーの方はぜひ、サーフキャリアを取り付けてください。

カヤックは手漕ぎで進む舟に乗って川や海を楽しむスポーツのことです。カヤックで必要な舟は大きくスペースも取るので、カヤックキャリアで運ぶことをおすすめします。舟自体が車の全長より長くても、カヤックキャリアで積載して運べるのがメリットです。

1人でも積み下ろしできるアイテムが各メーカーから販売されているので、カヤックが趣味の方はぜひチェックしてください。

ベースキャリアとアタッチメントは自由に組み合わせられますが、同じメーカーで揃えるとより安全・安心に使えます。同じメーカーから販売されているベースキャリアとアタッチメントなら、製品同士のマッチングテストが行われていることがあるので安全性が高いです。ベースキャリアとアタッチメントがしっかり適合するか確認しましょう。

ルーフキャリアを取り扱うメーカーはいくつかありますが、初めて購入する方はどれがいいのかわかりません。そこで、ここではルーフキャリアを買える人気のメーカーを3つピックアップし、それぞれの特徴を説明します。

INNOはカー用品メーカーであるカーメイトが展開する、カーキャリアブランドです。アタッチメントやオプションのラインアップが豊富に揃っています。ほとんどの国産車に対応しているので、自分の車に合ったカーキャリアを探しやすいです。リーズナブルな価格設定でサポート体制も整っており、特に初心者の方におすすめです。

世界的なルーフキャリアメーカーとして有名なのが、スウェーデンのThuleです。海外メーカーということもあり、輸入車に適合するルーフキャリアを多く取り扱っています。また、サイズやデザインが豊富に展開されているのも特徴の1つです。サイクルキャリアやカヤックキャリアの種類が多いため、サイクルスポーツやウォータースポーツをする方におすすめします。

TERZOは自動車部品や自動車用品のメーカーで、特にルーフキャリアに力を入れています。コンパクトカーやワンボックスカー、軽自動車などさまざまな車種に対応できるラインアップが特徴です。ただし、ベースキャリアのバーのサイズが先ほど紹介した2つとは違います。アタッチメントとベースを揃えて購入するのがおすすめです。

「ルーフキャリアは便利だけど、車のデザインが崩れそう」と悩む方も多いです。しかし、合わせ方によっては車のデザインを損ねることなく、見た目がおしゃれなものもあります。デザイン性の高いメーカーを紹介しますので、参考にしてください。

ルーフキャリアの無骨さをうまく活かす方法としては、以下のような車種に合わせるのがおすすめです。

• ジムニーJB23
• ジープラングラー
• エブリィ
• ハイエース

2021年に登場する新型ジムニーともデザインの相性がいいので、ぜひチェックしてください。上記のような車種ならルーフキャリアの無骨さも馴染んで、おしゃれに積載できます。

「イノー・スーリー・テルッツォはルーフキャリアの人気メーカーだけど、デザインが好みではない」という方には、海外メーカーのHAPROがおすすめです。HAPROはヨーロッパを代表するルーフボックスメーカーで、日本でも購入できます。

HAPROのルーフキャリアはスタイリッシュなデザインが特徴で、他のメーカーでは少ないホワイト系のルーフボックスも販売されています。見た目にこだわる方は、HAPROのルーフキャリアをチェックしてください。

ルーフキャリアを設置するときには、注意すべきポイントがいくつかあります。注意点を把握し、より安全にルーフキャリアを取り付けましょう。これからルーフキャリアを取り付ける方は要チェックです。

ルーフキャリアは最大積載量が決まっており、いくらでも荷物を載せられるわけではありません。ルーフキャリア自体の重さと荷物の重量が、最大積載量を超えないようにする必要があります。ルーフキャリアはたくさんの荷物を載せられるので便利ですが、屋根の破損につながるので最大積載量には注意してください。

ルーフキャリアを取り付けた状態で車検に通す場合は、以下の規則を守れているか確認してください。

• 鋭い突起がないか
• リベット・溶接による取り付けはせず、蝶ネジで簡易的に取り付けられているか
• 荷物を積んだときに車体長の1割且つ車体幅以内、高さは地上から3.8mを超えないか

規則や法律を守っていても走行時は十分に注意してください。特に立体駐車場や高架下はルーフキャリアをぶつける恐れもあるので、気を付けましょう。

ルーフキャリアを車の屋根に取り付けると重心が高くなるため、風の影響を受けやすくなります。風の強い日は車が転倒する危険もあるので、十分に注意しなければなりません。安全のためにも、強風の日はあらかじめ取り外すのがおすすめです。

ルーフキャリアの荷物を載せたり降ろしたりする際に、届きそうだからといって脚立を使わないのは危険です。脚立を使わずに荷物を降ろすと、思わぬところから別の荷物が落ちてぶつかる危険があります。ルーフキャリアから荷物を積み下ろしする際は、必ず脚立を使いましょう。

ルーフキャリアがあれば積載量が増えるので、必要なアイテムが多いアウトドアシーンで特に活躍します。今回紹介したルーフキャリアの選び方やおすすめのモデルを参考に、自分に合ったルーフキャリアを見つけてください。