【2024年最新】ニッパー最強おすすめ15選｜種類も解説！

プラモデルや電子工作など、ニッパーは使用場面が多い工具です。しかし、ニッパーは多くの種類があり、カットできる素材や太さがそれぞれ異なることはあまり知られていません。素材や太さを気にせずニッパーを使って刃が欠けた経験がある人も多いのではないでしょうか。

作業に最適なニッパーならスムーズにカットできるため、効率よく作業できます。とくに、プラモデルや精密作業では、誤ったニッパーを使うとパーツや基盤などを傷つける可能性もあります。ニッパーは、大きさ・形・機能なども切断能力や切る素材に合わせて作られています。そのため、快適に作業したいならニッパー選びは重要です。

本記事では、これからニッパーの購入を考えている人のために、ニッパーの種類や選び方について解説します。また、おすすめの商品15選と購入後のメンテナンス方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ニッパーの種類は、切断する素材ごとに分かれています。先端の形状や強度などが違うため、誤った使い方をすると故障します。どのような種類があるか解説するので、用途に合うニッパーを探しましょう。

電化製品の修理や電気工事に使用されるニッパーを紹介します。配線を切るといっても、それぞれのニッパーで役割が違うため、作業効率を上げたいなら目的に合ったニッパーを選んで使い分けるのがおすすめです。

電線の切断に使用するニッパーは精密ニッパーです。配線が切りやすい小型になっていて、刃先も薄く細かい作業に向いています。精密ニッパーの中でもサイズには差があり、小型すぎると切断の際に力が必要なため、作業に応じたサイズを選ぶのが大切です。硬い線・太い線を切るのには向いていないため、使用する際は注意しましょう。

銅線ニッパーは銅線や鉄線のような硬めの線を切るのに適したニッパーです。精密ニッパーよりは大きいサイズのものが多いですが、精密機器にも硬い線が使用される場合があるため、小型なモデルもあります。硬い線は切れますが、太い線を切るのには向いていません。

斜ニッパーは電線の被膜を剥がす作業に向いているニッパーです。先端の刃がグリップに対して斜めについているのが特徴です。ストリップゲージという穴が空いているモデルが多く、そこに電線を通せば被膜を簡単に剥がせます。刃先が鋭く、ハンダの余計な部分を切るのにもおすすめです。

プラスチックニッパーはプラスチックを切るのに適したニッパーです。プラモデルでパーツを切り取るときやバリを取るときに使います。細かい作業が多いため精密ニッパー同様、小型なモデルが多いです。基本的に、プラスチックを切る専用のニッパーなので、鉄線や銅線を切るのは避けましょう。

太い鉄線や釘などを切るのに適したニッパーを紹介します。太い線を切るには強い切断力が必要なため、専用のニッパーを用意しましょう。

強力ニッパーは太い金属線を切るのに適したニッパーです。大型なモデルが多く、精密な作業は難しいですが、切断力はとても高いです。また、エレキベースのような太い弦でも切断でき、モデルによってはピアノ線も切断できます。VA線であればまとめて切れるモデルもあるため、精密作業以外で使用するなら頼りになるニッパーです。

エンドニッパーは他のニッパーと違い、グリップ部分に対して垂直に刃がついているニッパーです。切りたい部分に対してまっすぐニッパーを向けられるため、釘の頭のようなでっぱりをカットするのに向いています。鉄線や銅線などの切断にも使用できますが、普通の線を切断するだけなら他のニッパーの方が使いやすいため、エンドニッパーを選ぶ必要はありません。

同じ種類のニッパーにもたくさんのモデルがあり、それぞれ特徴は違います。そこで、具体的にどのようなポイントに注意してニッパーを選べばいいかを解説します。

材質に合っていないニッパーを購入すると刃が欠ける可能性があります。そのため、切断する材質に合うニッパーを選ぶことが大切です。基本的には、切る材質ごとにニッパーを使い分けましょう。

専用のニッパーは切断能力やサイズ・重さなどの使いやすさが最適化されているため、効率よく作業できます。ただし、頻繁に複数の素材を切る場合は、汎用性がある切断能力の高いニッパーがおすすめです。

多くのニッパーは切断できる太さが決められています。太い線を切りたいなら切断能力の高いニッパーを選びましょう。ただし、切断能力の高いニッパーは大きくて重いモデルが多く、使い勝手があまり良くありません。さまざまな太さの線を切るなら、収納時はかさばりますが、複数のニッパーを使い分けた方が快適に作業できます。

ニッパーの刃の形には楕円とストレートの2種類があり、楕円の刃を「ラウンド刃」・ストレートな刃を「ストレート刃」といいます。それぞれの特徴は以下のとおりです。

【ラウンド刃】

• 切れ味が鋭い
• 断面がまっすぐにならないため、切った後で仕上げ作業が必要

【ストレート刃】

• ラウンド刃より切れ味悪い
• 断面がまっすぐになる

刃が欠けると切れ味が急激に悪くなります。また、プラモデル作成では白化現象も起きるため、耐久性・耐摩耗性が高い刃を搭載しているニッパーがおすすめです。

ニッパーのグリップ部分の形や大きさも重要です。とくに、精密な作業ではグリップが使いにくいと作業に集中できず、ミスにつながる可能性もあります。滑り止め付きやゾルコーティング仕上げなど滑りにくい構造のグリップであれば、長時間の使用も快適です。　

機能付きニッパーなら、使い慣れていない初心者でも安心して快適に作業できます。ニッパーに搭載されている主な機能は以下のとおりです。必要に応じて機能付きのニッパーを選びましょう。

• ストリップゲージ：電線の被膜を剥く
• 開き過ぎ防止ピン：ハンドルが開きすぎないように防止する
• 刃折れ防止ストッパー：過度な力によって刃が折れるのを防ぐ

ニッパーはきちんとメンテナンスすれば、長期間使用できます。メンテナンスをしないと切れ味が落ちたり、錆びたりします。メンテナンス方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

ニッパーを使っていると皮脂や汚れが付着するため、刃の錆の予防は必須です。

【刃の錆を予防する方法】

1. ニッパーについた残りカスやゴミを取る
2. 防錆油を薄く全体に塗る
3. 乾燥させる

乾燥させても防錆油が残っている可能性が高いため、使用前に刃全体をウェスやキッチンペーパーで拭き取るのがおすすめです。

可動軸のメンテナンスをしないと、ガタツキが生じてニッパーの刃が動きにくくなるため、スムーズに作業できなくなります。

【可動部のメンテナンス手順】

1. 可動部の隙間に潤滑油を流し込む
2. ニッパーを数回開閉させ、油を馴染ませる
3. 余分な油を拭き取る

可動部に潤滑油が残っている可能性もあります。そのため、使用の前に毎回刃を開閉させて、刃全体をウェスやキッチンペーパーで拭き取りましょう。

切る素材によって適切なニッパーは違うため、モデルを選ぶのは大変です。しかし、最適なニッパーを使用すれば、スムーズにカットできるため、作業効率が高まります。本記事を参考に自分に合うニッパーを選んで、快適に作業しましょう。