【最強】モンキーレンチのおすすめ15選｜ダイソー・セリアに売ってる？スパナとの違いも

自宅の蛇口が緩くて水漏れの悩みを抱えている人はいませんか。もし、留め具が緩くなっているなら、締付工具のモンキーレンチがおすすめです。モンキーレンチはウォームギアを回転させて口径部を調節し、さまざまなボルトやナットを締めたり緩めたりできます。

L形コネクタや六角ボルト、四角頭付きねじなどに対応しているため、自動車・バイク・自転車といった乗り物の整備道具としても使用されます。DIYや水道工事・配管工事でも活躍するため「配管の留め具が緩くなってきた」「乗り物のメンテナンスをしたい」などの悩み持っている人にもおすすめです。

本記事では、DIY修理や整備に役立つおすすめのモンキーレンチの選び方やおすすめ商品を紹介します。モンキーレンチとスパナの違いや100均に取り扱いがあるかについても解説。またガタなしの高品質モンキーレンチも紹介するので、参考にしてください。

モンキーレンチはアメリカ英語の名称で、スパナはイギリス英語の名称です。どちらも同じようにボルトやナットを開け締めする使い方をしますが、明確な違いや特徴は次の点が挙げられます。スパナはボルトのサイズにあわせて購入しなければなりませんが、モンキーレンチは口径部の調節が可能なので使用用途はさまざまです。

【モンキーレンチ】

• ウォームギアで口径部の調整ができる
• 片側にだけ口径がある

【スパナ】

• 両方の口が開いている
• 口径部の調節はできない
• 幅広いサイズでセット売りされている

モンキーレンチの使用用途は乗り物のメンテナンスやDIY修理などさまざまですが、一般的なネジ締めには使わないためいらないという意見もあります。モンキーレンチ単体では使用機会が少ないため基本的に必要はありません。

しかし、自宅の水道配管や蛇口の整備など急に必要になる機会もあるため、自宅にモンキーレンチ入りの工具セットを用意すると多様なシーンで使えます。工具セットならドライバーや六角レンチなどほかの工具も入っています。ボルトやナットのサイズによってはモンキーレンチも活躍するのでおすすめです。

モンキーレンチを使用する前に、その製品のナットやボルトにモンキーレンチを使用していいかチェックしましょう。しかし、精密機械などの場合は素人が知識なくいじってしまうと、故障してしまう恐れもあります。モンキーレンチの使用が禁止の製品もあるので、自前に確認が必要です。

ほとんどの場合はモンキーレンチを使用できるものが多いので、自転車の整備や配管工事など基本的な使い方では問題ありません。

モンキーレンチの口径部を調節するウォームギアは、スムーズに開口できるものを選ぶのをおすすめします。理由はウォームギアが回転しづらいと、ボルトの幅にあわせるのに苦労するためです。ウォームギアが錆びると回しにくくなるので、サビ防止のために使用後は皮脂汚れを拭き取るようにしてください。

開口幅はモンキーレンチの大きさによっても変動するため、ボルトのサイズにあわせて選んでください。大型ボルトの開け締めをするなら開口幅が広いタイプを選ぶのがおすすめです。

小型ボルトであれば0mm～30mm程度あれば十分に活躍します。開口幅に着目してモンキーレンチを選ぶときは、アゴの形状やウォームギアの動かしやすさもこだわって選ぶと、スムーズに開口幅の調整が行えます。

アゴの形状は先が尖っているタイプや先が薄型タイプなど種類があります。狭い場所や小さいボルトを取り扱うときは、アゴ先が薄型タイプの方が開け締めしやすいです。しかし、薄型タイプは力を入れすぎるとヘッド部分が欠けることがあるので、取り扱いには注意してください。

ボルトをきっちり締めるには、モンキーレンチの握りやすさが重要です。モンキーレンチが上手く握れていないと力が入りにくく、ボルトをしっかり締められないので、すぐに緩みやすくなります。持ち手部分に厚みがあれば握りやすく、持ち手に体重をかけても手が痛みにくいので、持ち手に着目して選ぶのをおすすめします。

ロングタイプの柄は、力を入れやすく大きなボルトも簡単に締められるため固定力に優れています。片手だけでなく両手でも動かせるので、体重をかけて締めることも可能です。

ただし、ロングタイプは狭い場所での扱いにくいため、配管修理といった入り組んだ場所や小さいボルトを開け締めするのには不向きです。

ショートタイプは開口幅が狭いものの、小さい部品を締めるのに役立ちます。柄が手のひらに収まるため、狭い場所でも難なく取り回しが効きます。なお、ショートタイプは力が込めにくいデメリットがあるため、硬いボルトは緩めにくいです。

高所での作業や連続的に使用する場合は、軽量タイプを選びましょう。モンキーレンチを握るときにも疲れにくく、腰などにぶら下げるのにも楽です。もし高所作業で使用する場合は、落下防止にひもなどが取り付けられるタイプがおすすめです。なかには、持ち手部分を外して軽量化されているタイプもあります。

留め具の長さを測りたいときに重宝するのが、目盛付きのモンキーレンチです。留め具に挟み、開口部の開き具合で長さが分かるようになっています。ただし、ノギスのように精密に計測できるわけではないので、おおよそのサイズを把握する程度に使用しましょう。

決まったサイズの留め具を計測する場合は、ギア付きのモンキーレンチがおすすめです。留め具の上から被れば緩めたり締めたりできます。こちらは幅の調整ができないので、よく使用する留め具に合わせたサイズのギアかどうかをあらかじめ確認してください。

ダイソーやセリアといった100均でも工具コーナーにモンキーレンチを取り扱っています。ショートタイプのモンキーレンチが多いため、小型のボルトを締めるのに便利です。

ただし、100均のモンキーレンチはウォームギアで口径部にボルトをあわせたときに緩む心配があります。そのため、きっちり締めたいならホームセンターで購入できるモンキーレンチがおすすめです。

モンキーレンチの正しい使い方は、次のとおりです。

1. 上アゴ側を上にし、柄の根本付近を握る
2. ボルトにあわせて口径部を調節
3. 口径部とボルトをきっちりあわせて下アゴ側に回す

ウォームギアで調整ができる部分が下アゴ側です。下アゴ側は耐久性がないため、必ず上アゴ側に負担がかかるように動かすのが正しい使い方です。下アゴ側に負担をかけるとウォームギアが破損する可能性があるので注意してください。

モンキーレンチの代用になるアイテムは、「プライヤーレンチ」です。プライヤーレンチはナットの山が潰れてしまってもしっかり掴んで回せます。プライヤーレンチも口径部を調節できるため、モンキーレンチのように扱えます。100均でも購入が可能なので、使用用途が小型ボルトのみの場合はプライヤーレンチがおすすめです。

モンキーレンチは女性でも簡単にボルトをきっちり締めることができ、多様なボルトサイズに適宜調節が行えます。また、モンキーレンチは一人暮らしで自転車の整備や蛇口をメンテナンスしたい人にも役立つアイテムです。乗り物のメンテナンスやDIY修理を快適に行いたい場合はモンキーレンチを活用してください。