【最新】DIYで大活躍の水平器おすすめ15選｜おすすめメーカーも紹介

水平器とは、DIYや家具の取り付けの際に傾きがないか確認する計測器具です。例えば、エアコンの取り付けでは、ドレン排水(エアコン内部の水分を外に出すこと)がうまくいくように傾きなく取り付けることが重要です。

取り付けの際に、水平器があれば簡単に傾きを確認できます。ホームセンターやワークマンなどで手軽に手に入れることができる水平器ですが、「種類も豊富で選び方がわからない」という方も多いです。

今回はAmazonや楽天などのネット通販で購入できる水平器を紹介します。さらに、水平器の種類や選び方についても解説するので、ぜひ本記事を参考に自分に合った水平器を選んでください。

水準器とは測りたい対象の表面に密着させて、角度や傾斜・水平などを確認する器具のことです。また、メーカーや製品によって水準器のことを水平器やレベルと呼ぶことがあります。水準器と水平器は、呼び方が違うだけで機能や性能は同じです。

感度とは気泡管水平器内の気泡を1メモリ移動させるのに必要な傾斜角のことです。感度表示の基本は底辺1メートルに対する高さになっており、感度は１種（0.02）・２種（0.05）・３種（0.1）があり、それぞれJIS規格で定められています。

精度とは「計測器は表す値又は測定結果の正確さと精密さを含めた総合的なよさ」と定義されています。JISでは気泡管水平器の精度によってA級（検査機関などでの精密測定）とB級（DIYなどの工作であれば可能）に分けられているので、用途に合わせて選びましょう。

水平器にはさまざまな種類があり、大きく分けて４つの種類があります。用途に応じて最適な水平器は違いますので、ここでは種類別の製品の特徴や、どんな作業に適しているのかを詳しく紹介します。

水平器には用途に応じてさまざまな種類があります。最もよく目にするものは気泡管水平器ですが、最近ではデジタルのものやレーザー機能搭載のものなどがあります。ここではそれぞれの特徴や選び方について紹介します。

気泡管水平器とは、液体入りのカプセルの中に気泡を含ませた水平器です。水平かどうか測りたい物体の表面に水平器を置いてカプセル内の気泡の動きで傾きを測ります。物体が水平だと、カプセル内の気泡が中央で止まる仕組みになっています。

一方、傾いている場合は気泡が中央から外れ、角度に応じて左右にずれます。そのため、ずれの大きさから角度を測定できます。最も安価で手に入れやすく、DIYなど手軽に水平を確認するには十分な製品です。

測定した値を数字で表示するのがデジタル水平器です。角度や立上り、割合を測ることができる上に、目視だけではなく音で確認することもできます。また、任意でのゼロ設定や、メモリー機能で角度を記憶し、再度同じ角度を測る時でも簡単に作業を進めることができます。

長い物体の水平を測りたい時は物体の端にデジタル水平器をセットし、反対側の端を上下させます。水平の位置になるとブザーで通知するのでとても便利です。

レーザー水平器は気泡管水平器にレーザーポインターを搭載した水平器です。壁や天井といった高いところなど、測定面から離れた場所でも水平を測定できるため、DIYで飾り棚をつけたい場合も簡単に作業できます。

さらに、スタンドやウォールホルダー、マグネットが付いているものも多いです。機能面の充実さから、配管工事・建築・土木のプロにも需要が高い製品です。

丸形水平器の最大の特徴はサイズが小さく、ポケットに入れて気軽に持ち運ぶことができることです。移動が多い現場で活躍します。使い方は、気泡管の中央に描かれている丸の中心に気泡がくると水平というシンプルな仕様です。持ち運びやすく、水平を測るだけでいいという方にはおすすめの水平器です。

気泡管水平器には「標線」という黒い線があり、「標線」の本数によって水平の取り方が変わります。

・2本の標線：気泡の左右に一本ずつの標線があり、標線の中央に気泡がある時に水平を表します。単純にDIYで棚やラックを取り付ける際の水平を確認したい場合に適しています。

・4本の標線：内外の線の隙間は2mmになっており、気泡が右外側の標線の端に接したときは1/100勾配を示します。1ｍに対して右側が1cm高く、左側が低いということになります。配管工事などを行う際などの勾配を知りたい時や、机の傾きなどを修正する場合などに適しています。

水平器は製品によってサイズや長さが違います。DIYで家具設置する時や、壁に棚を取り付けるなどの作業には30cm程度ものがおすすめです。より正確に水平を測りたい場合は長めのものを選択しましょう。一方、仕事で移動が多い場合は持ち運ぶのに便利な小型サイズを選ぶことをおすすめします。自分の使用目的や使用頻度に応じた最適なサイズを選びましょう。

水平器といってもさまざまなメーカーがあり、選ぶ際にどれを買ったらいいのか迷ってしまいますよね。正確性や使い安さだけでなく、搭載されている機能などはメーカーによって異なります。ここでは代表的な3つのメーカーについて紹介します。

建築・木工・DIYなどの幅広い分野で人気のEBISU（エビス）の水平器。特に使いやすさと正確性にこだわったメーカーです。手軽に水平を測定できる気泡管水平器から、建築・木工・配管工事など、プロ仕様のものまで多岐にわたって購入できます。

建築用のハンドツールブランドであるTAJIMAはさまざまなタイプの水平器を取り扱っており、製品ジャンルで圧倒的なトップシェアを誇っています。多数の水平器を製造・販売している中でも、「ボックスレベルスタンダード」は低価格でありながら精度が高いことから人気の高い商品です。

金属ものさしの製造からスタートした「シンワ測定」は「はかる」ことにこだわって製品作りを行っているメーカーです。気泡管水平器・デジタル水平器・レーザー水平器はもちろんのこと、長さ・重さ・角度・温度など、あらゆる「はかる」に特化した商品の豊富さが魅力です。

水平器を手に入れても、正しい使い方を知っておかないと正確に測ることができず、出来栄えも悪くなってしまします。また、「せっかく買ったのにすぐに壊れてしまった」という結果にならないように、保管方法を知っておくことも大切です。

まずはじめに、標線の中央に気泡があるか確認します。正しく表示されていない場合は、調整ネジを使って「校正」という作業が必要です。また、気泡管水平器が狂った際は、以下の手順で調節できます。

1. 大体水平であろう場所に水平器を置く。
2. 気泡の端に印をつけ、反転させる。
3. 気泡の端と印をした間の中央に気泡がくるように調節ネジを回す。
4. 元に戻して、気泡が調節した時と同じ位置あるか確認する。

測定面に傷やへこみ、錆などの凹凸があると、正確に測定ができず、きれいな仕上がりにならないことがあります。測定の際には、測定面に凸凹がないか十分確認してください。また、水平器を使用する際は使用場所の粉じんやホコリなどをきれいに取り除き、測定面に傷が入らないよう注意しましょう。

水平器はとても繊細な器具です。ぶつけたり落としたりなどの大きな衝撃を与えると、ガラス部分の破損や、測定が正確にできなくなるなど故障の原因となります。持ち運びや保管には十分気を付けて衝撃を与えないようにしましょう。

最近はスマートフォンにも水平を測ることができるアプリが登場し、手軽に水平を測定できるようになりました。また、iPhoneの標準装備であるコンパスも計測の際に役立てることができます。水平器を買いに行く時間がない場合や、急いで水平を測りたい場合などにはとても役立つアプリ機能ですが、より正確に測りたい場合や精度にこだわりたい場合は、水平器の購入をおすすめします。

水平器には用途に応じてさまざまな種類があることを紹介しました。商品を選ぶ際は、自分が何に使うのか、どの機能が必要なのかに応じて選ぶことが大切です。それぞれの特徴をしっかりと理解して、ご自分にぴったりの水平器を選んでください。