【2023年最新】防刃手袋の最強おすすめ8選｜料理に使える食品衛生法適合も

防刃手袋は、あらゆる刃物作業に使える手のボディガードです。Amazonといった通販サイトのほかホームセンターでも手軽に購入できます。軍手のような編み素材のものから、金属製の頑丈なものまで、さまざまな種類があります。

しかし、防刃手袋はただ着用すればいいというものではありません。作業に適さない手袋を使うと、機械に巻き込まれて事故を招いたり、水に濡れて劣化したりします。たくさんの種類から、作業用や防寒用など目的に合うものをきちんと選ぶ必要があります。

この記事では防刃手袋の正しい選び方を徹底解説します。キャンプやDIY用の防刃手袋・料理用の食品衛生法適合の手袋・軍用に使用される強靭な防刃手袋まで押さえておきたいポイントとともにおすすめの人気防刃手袋8選を紹介します。また、防刃手袋のお手入れ方法に紹介しているのでぜひ参考にしてください。

単発のDIYなら軍手でも十分ですが、刃物作業を頻繁に行うなら防刃手袋がベストです。軍手では怪我をするような作業でも、防刃手袋ならしっかりと手指をガードできます。製品の質にもよりますが、怪我に対する防御性では防刃手袋の方が上です。

また、防刃手袋は軍手より耐久性に優れています。軍手を何度も買い替えるより、コスパがよくエコな点がメリットです。薄手・耐熱・難燃など機能を付加した防刃手袋が多く、ゴワゴワの軍手より作業性がアップします。数百円の安い防刃手袋も多いので、ぜひチェックしてください。

耐切創レベルは国際規格 EN388で決まっています。従来は丸刃回転によるテストによりレベル1～5まで分けられていました。しかし、刃が消耗する素材では実際の精度を測定しにくく、現在は平面ブレード試験が追加されています。

新基準では上記のようにレベルA～Fで表示されます。レベルCが標準クラスで、レベルBは精密作業、レベルC～Dは廃棄物処理・機械加工、レベルEは自動車製造・食肉加工に適します。

耐突刺性とは突き刺しに対する抵抗力で、ガラスの破片やがれきなど、尖ったものを触る作業で必要になります。

レベル4では、150N(ニュートン)と優れた耐突刺性を発揮します。指に力をこめる作業では、指先の耐突刺性を強化したものがおすすめです。

一般的な防刃手袋は、手のひら・指の部分だけに耐切創性のあるものがほとんどです。より安全性を求めるなら、手の甲にも耐切創性があるタイプを選びましょう。ただし、性能がいい分価格が高く、素材によっては蒸れることもあります。

甲ガードがなければ、通気性に優れて可動性が増します。それぞれにメリットがあるので、作業に応じて選びましょう。

チェーンソーや草刈機を使うときは、耐振動性のある専用手袋を選びましょう。振動の衝撃を吸収してくれるので、手腕の疲れを軽減します。安全性を重視して、甲ガードのあるものもおすすめです。

なお、編み素材の手袋は避けるのが無難です。回転部分に巻き込まれて大事故につながるおそれがあります。皮・ゴムなどのほつれない素材を選びましょう。また、耐振動だけで耐切創性がない手袋もあるため、購入時は注意が必要です。

料理・食品加工には、食品衛生法適合の防刃手袋を選びましょう。適合していない手袋では、有害物質や嫌な味・異臭が食品に付着する恐れがあります。洗浄・消毒が可能なことも衛生的に使う上で外せないポイントです。

薄手の防刃手袋なら、細かい指先の動きが要求される作業でも扱いやすくなります。上から使い捨てビニール手袋を装着したときに、ゴワつきにくいのもメリットです。

護身用途で使うなら、あらゆる攻撃に備えてできるだけ全方向をガードする防刃手袋を選びましょう。注射針や鋭いナイフに対しては、耐突刺性の高いタートルスキンが有効です。警察・セキュリティ会社向けに提供されている防刃手袋もあります。

ただし、防御性が増すほど手を動かしにくくなります。実際に試着するか、販売サイトの口コミを参考にするのがおすすめです。

災害時の片付け時にも、防刃手袋が活躍します。作業中に尖ったもので手を突き刺すこともあるので、耐切創性・耐突刺性の両方をそなえた手袋がベストです。

グリップ力のある手袋は、割れたガラスを扱いやすいメリットがあります。ただし、ゴム製だと長期保管で加水分解することがあるため、湿気の多い場所での保管は避けましょう。

雨天時や水のそばでの作業が多いアウトドアでは、水濡れで劣化しやすいケブラー素材を避けましょう。おすすめ素材はポリエステル・スペクトラです。ポリエステルは水を弾く素材、スペクトラは浮力があるので水中に落としたときも安心です。

バーベキュー・焚き火で熱いものを扱うなら、耐熱性を備えた手袋がおすすめです。やわらかく可動性に優れた素材なら、ブッシュクラフトの細かい作業がしやすくなります。

防刃手袋にはさまざまな機能があります。

• 耐熱
• 耐油
• 難燃
• 防寒
• 通気性
• 滑り止め
• ロングタイプ

作業に応じて、これらの機能もチェックしてください。ロングタイプは肘部分まで広範囲をガードしてくれますが、別売アームカバーとショート手袋を組み合わせて使う方法もあります。

回転部のある電動工具では、手袋が機械に巻き込まれたり、引っかかったりすることがあります。巻き込まれると切り傷程度では済まず、大怪我のもとになることも。電動工具の取扱説明書を読み、手袋の使用を禁止している製品では使わないようにしましょう。

手袋使用がOKな場合は、革製でサイズがぴったり合うものを選びます。サイズが大きく指先が余るもの、繊維がほつれて毛羽立ちやすいものは、避けたほうが無難です。電源をオフにしてお手入れをするときは、防刃手袋を使って作業すると安全です。

ワークマンでは目的に合わせたさまざまな防刃手袋を販売しています。キャンプでの焚き火やバーベキューグリルの火起こしにおすすめなのが本皮手袋です。耐切創の特殊糸を使用しているため、薪を掴んでも破損しにくいのがメリットです。革製の防刃手袋は、耐熱性・耐久性に優れています。

価格を抑えるなら合皮・PU手袋がおすすめです。本革の防刃手袋より通気性に優れている点が特徴です。ソフトな質感で軽量で摩耗性も高く、さまざまな作業に使えます。その他、耐油手袋やDIYにおすすめの背抜き・スベリ止め手袋があります。

防刃手袋は、適切にお手入れすることで長く使えます。ただし、素材ごとに苦手な洗剤や乾燥方法があるので、製品ごとの取扱説明書を参考に正しくお手入れしましょう。

ケブラー繊維は酸・アルカリなどの薬品が苦手です。漂白剤を含まない中性洗剤を使いましょう。ドライクリーニングに出す場合は、パークレンを指定します。濡れている状態ではケブラーの耐切創性が低下するため、しっかり乾かしてから使用します。

スペクトラは家庭用洗濯洗剤で洗浄できますが、熱に弱く乾燥機は使えません。直射日光に当てるのは避け、風通しのいい場所で陰干ししてください。皮製品はレザー専用洗剤を使って洗い、仕上げにレザークリームを塗布します。金属繊維を使った手袋は、金属片がほかの衣類に付かないよう分けて洗いましょう。

防刃手袋があれば、手を切る心配がなく安心して作業できます。数百～1,000円前後で購入できるため、手に取りやすいです。軍手より耐久性に優れているので、買い替え回数も少なくなります。用途に合うベストな防刃手袋で、不意の怪我に備えてください。