ソケットレンチセットおすすめ9選｜ラチェットセットも【おすすめメーカーは？】

自転車やバイク、車のちょっとした整備を自分で済ませたいと感じたことはありませんか。そんな時にソケットレンチセットを持っていれば、さまざまなナットやボルトを適切に締める・緩めることができます。特に、いろいろな整備を楽しみたい時はレンチセットが便利です。

ソケットレンチセットはさまざまなメーカーから販売されているため、どのメーカーがおすすめなのかチェックしておくと品質に不安を感じることなく購入できます。また、ソケットレンチセットの選び方も理解しておけば、自分に適したセットを入手しやすいです。

こちらの記事では、ソケットレンチの利点やセットの選び方のコツ・日本製のおすすめメーカー・おすすめ製品9選を紹介します。ラチェットレンチセットや使い方のコツも解説しますので、自分で愛用のバイクや車を整備したい方は参考にしてください。

ソケットレンチはボルトやナットを締めたり緩めたりできる工具です。ソケットの大きさも数種類あるので、対象のボルトに合わせてソケットを選び、ハンドルに装着して使用します。

自動車や自転車を整備する時には、ソケットレンチの金属製で円柱状のソケットを使って、ボルトやナットを緩めたり、締めたりして使います。またハンドルはてこの原理を利用して少ない力でスムーズに作業できるようになっています。そのため自分でタイヤ交換をしたり、愛用のバイクをメンテナンスする際に手軽に利用できる便利な工具といえます。

「ボックスレンチ」とは、ソケット部分とハンドル部分が最初から一体となっているレンチです。特にタイヤ交換などで強い力でボルトを回す必要がある場合のほかに、大きめのサイズのナットやボルトを回すケース、また錆び付いたナットやボルトを緩める場合に最適です。

単品のソケットレンチを探す際は、あらかじめ対象となるボルトやナットの大きさを確認し、そのサイズに合った規格の工具を選ぶ必要があります。しかし、ソケットレンチセットならいろいろな大きさのボルトやナットを扱えるので、タイヤ交換やバイク・車の整備など、いろいろな作業に活用できます。

そのため単体のソケットレンチを購入するよりも複数のソケットが使えるセットを選ぶ方が、使用範囲が広がります。またレンチやハンドルが収納できるケース付きなので、手軽に持ち運びができ管理も楽です。

ラチェットハンドルは内側に歯車状のラチェット機構が内蔵されており、ハンドルを左右に動かすだけでスムーズにボルト・ナットを締めたり緩めたりできます。また左右回転の切り替えがワンタッチでできるので、作業も効率よく楽にできます。

タイヤ交換などある程度力が必要な作業でも、内部の爪がしっかりとホイールナットにかみ合うので作業もしやすくなります。またワンタッチ式であればソケットの着脱もスムーズです。

オフセットハンドルは、円柱のL字形ハンドルの先端に四角いドライブが備えられており、そこに大きさの違うソケットを装着できるようになっています。車のエンジンの奥など狭い場所のボルトを扱う時など極めて有効で便利なツールです。

スピンナハンドルとは、長いハンドルの先にピンが付いていてソケットを装着できるようになっています。ピンは左右に90度回転できるため、任意の角度で作業できます。仮締めなどで早く回す時はハンドルを立ててドライバーのように使い、ハンドルを横にすると強く締めたり、緩めたりすることができます。

ソケットレンチの差込角とは中央に開いている穴を指す言葉で、サイズによって適した用途が異なります。差込角はインチ・cmで表記され、1/2インチの12.7mmの差込角ならバイクや車の整備などに適しています。

また1/4から3/8インチ・6.35mmから9.5mmの差込角なら自転車などの整備に適しています。1/2インチ以上のサイズのソケットレンチは、車などの大きな部品の整備に向いており、1/4または3/8インチは、自転車や家庭用品を扱う場合に適しています。

ソケットのホール部分の形状を確認することにより、ボルトやナットの締めやすさ・緩めやすさがチェックできます。しっかりとボルトやナットに噛み合わせてスムーズに回したい時は、溝が8角以上のギザギザとした形状がおすすめです。

また、強い力でしっかりと締めたい時は6角の溝を選びましょう。力を掛けてもボルトやナットが損傷しにくいので、慣れてきたら6角のソケットで仕上げるのがおすすめです。

ソケットレンチの表面の処理は、大きく分けて「メッキ」と「化成処理」の2種類があります。「メッキ」は、表面が金属の被膜で覆われており、輝いているような見た目をしています。耐食性や耐摩耗性に優れている特徴があります。ツヤ消しが施された種類もありますが、機能面ではあまり変わりません。

一方、「化成処理」とは、レンチの表面が化学的な処理が行われており、黒っぽい見た目をしています。耐食性や耐衝撃性に優れている特徴があります。

エクステンションバーは、ソケットとハンドル部分の間に使って長さを延長できるアイテムです。特に奥まった場所にあるボルトやナットに届くよう長さを延長したい時に重宝します。エクステンションバーはさまざまな長さがあり、エクステンションバー同士を繋げてさらに長さを拡張できるタイプもあります。

また短いエクステンションバーもあり、少し奥まった位置にあるボルトをある程度力を入れて扱いたいような場合に有効です。エクステンションバーの長さもいろいろありますので、あらかじめ扱いたいボルトやナットの位置を確認しておくと、最適な長さのエクステンションバーが探しやすいです。

ソケットレンチにハンドルとソケットの間にアダプターを使えば、差込角のサイズを調整できます。ソケットレンチのセットには元々複数の差込角のソケットがセットになっていますが、アダプターを使えばさらに多くの差込角に対応できます。

アダプターを使って差込角を調整する場合は、本来とは違う強さがソケットやハンドルにかかることがあるため、工具への負荷がかかり過ぎないよう角度や力加減に注意して作業しましょう。

ユニバーサルジョイントを、ハンドルとソケットの間に入れて繋げることにより、ソケットの角度を最適な方向に替えられので作業がやりやすくなります。通常のレンチではボルトに対して垂直にしか差し込めないですが、ユニバーサルジョイントを使用することにより斜めの角度からでも差し込めるようになり、無理に力を入れなくても楽に作業ができるようになります。

ユニバーサルジョイントは種類によって曲がる角度やサイズが異なるので、どのくらいの角度調節が可能か、また接続した時に邪魔にならないサイズかどうかもチェックしましょう。

TONEは1938年に日本でプロ向け高級工具メーカーとして創業した歴史がある老舗メーカーで、高品質なソケットレンチセットを多数販売しています。専用のケースも付属しているので、部品を紛失しにくく、持ち運びも便利です。

また過酷なカーレースにも耐えられる整備が可能な工具の開発にも力を入れており、長期的に安心して使用できる工具の製造・販売が当メーカーの特色です。専用の修理センターもあり、故障した際のサポートも充実しているので安心です。

KTCは京都機械工具株式会社という名称でも知られており、国産で高級感のある工具が欲しいケースにおすすめです。工具が使われる現場の声を反映して製品を開発・製造しているので、プロ向けの用途にも充分応えられるセットが入手できます。

またアフターサービスも充実していて、満足できる修理や客毎の修理履歴の管理・永く使うための手入れ法などのアドバイスも行っています。

アストロプロダクツは実店舗が日本全国各地にあるので、初めて工具を購入する方でも店員の方に相談しながら製品を選べるのが魅力です。またTONEやKTCと比べると価格設定が安めなので、コストを掛けたくない方にも適します。

たくさんのソケットが揃ったセットから小型のケースに収納されているタイプまであり、自身の用途に合わせて選びやすい点が特色です。持ち手付きのケースもあるので、好きな場所に手軽に持ち運んで使えます。

ソケットレンチは、ボルトやナットに対して深く差し込んで使うことが大切です。しっかりとはめ込まれていないとボルト・ナットが損傷し、正常に締め付けづらくなります。ソケットによってボルト・ナットがしっかり覆われていることを目で確認してから作業を始めてください。また、ソケット自体がハンドルにしっかりと差し込まれて固定されているかどうかも要チェックです。

ナットやボルトを締める・緩める方向にのみハンドルを動かすことで、部品にダメージが蓄積しません。無理な角度で差し込んでボルトやナットを回転しようとすると、ソケットレンチにも負荷がかかりやすくなり、整備している車やバイクの故障にもつながるため注意が必要です。慣れていないうちは使う前に取扱説明書をチェックし、操作の流れを充分確認しましょう。

錆びついたボルトを外す際は、ソケットレンチを差し込んで無理に緩めるのではなく、潤滑剤を用いるとスムーズに取り外せます。錆が発生したボルトやナットは通常よりも動かしづらく、そのまま無理に力を加えると周囲の部品やレンチが損傷しやすくなります。専用の潤滑剤を活用することにより少ない力で作業ができるので疲労の軽減にも繋がります。おすすめの潤滑油に関しては、下記の紹介商品を参照してください。

ソケットレンチセットを使って整備をより楽しみましょう。ソケットレンチセットの仕組みやハンドル・ソケットの種類・付属アイテムなどを理解すると自身に合った製品が探しやすいです。扱いやすいソケットレンチセットを入手し、愛用のバイクや自動車の整備を楽に行いましょう。