【デメリットは？】接点復活剤のおすすめ12選｜ダイソーにある？代用品も紹介

接点復活剤は接点復活スプレーとも呼ばれています。その名前の通り、電子機器やオーディオ機器などの端子の接触不良を改善するアイテムです。端子（電気が流れる部分）に吹きかけたり塗ったりして使います。電子機器だけでなく、車・バイクにも使える優れものです。

他にもSwitchやPS4のコントローラーのスティック不良や汚れ落としにも使えます。とても便利ですが、馴染みのない方にはあまり聞きなれないアイテムですよね。いざ購入しようと思っても種類も多く、どれが最適なのか迷ってしまいます。

そこで今回は、接点復活剤の選び方についてまとめました。接点復活剤の代用品や売っている場所、おすすめの接点復活剤を解説します。使い慣れた機器のメンテナンス、思い出の機器の復活などにぜひ接点復活剤を試してください。

接点復活剤とは電子機器などの接触部分の汚れを落とす洗浄です。汚れを落とし電気の流れを回復が目的で、スプレで吹きかけたり綿棒を使って塗りつけたりして使います。故障した機器を直すアイテムではないので注意してください。

電気の流れを回復する以外にも防腐・防錆効果もあり、機器を長持ちさせます。機器の調子が悪い時に一度試してください。不調の原因が接触部分の不良であるなら効果は抜群です。たとえばUSBや・SDカードなどの読み込み不良を直す効果が期待できます。

接点復活剤では、接触不良が改善するわけではない点がデメリットです。酸膜が原因であれば、酸膜を取り除かなければなりません。それをせず接点接着剤を使用すると、接触不良がさらに悪化します。

また、樹脂が傷む・接着剤がつかなくなる・半田ができなくなるなどの原因にもなりかねませんので、かけすぎには十分注意しましょう。

接点復活剤の種類は大きく分けて「スプレータイプ」と「液体タイプ」の2種類です。優劣はありませんが、それぞれ使い方が異なります。詳しく解説するので、自分の使いやすいタイプを選びましょう。

接点復活スプレーと呼ばれる場合が多いスプレータイプは、吹きかける様にして使うタイプの接点復活剤で、多くの品数が販売されています。ノズルで細かい隙間まで使えるのがメリットです。距離を置いて吹きかければ広範囲にも使用可能です。ただし、慣れていないと他の部分にかかる恐れもあります。機器の故障を避けるためにも、慣れないうちは綿棒に塗布して使いましょう。

液体タイプはビンやボトルなどに入っており、綿棒や刷毛などに塗布をして使うタイプの接点復活剤です。綿棒や刷毛などがないと使えませんが、ピンポイントで濡れるのがメリットで、ボトルのフタが専用の刷毛になっている商品もあります。

ピンポイントで濡れるので、他の箇所にかかってしまう心配がありません。デメリットは、綿棒や刷毛の届く範囲しか濡れないことです。細かい隙間に塗りたい場合は、細目の綿棒を用意してください。

PCやオーディオ機器などの精密機器には防腐剤や研磨剤配合タイプがおすすめです。精密機器の場合はコネクターに接点復活剤を使います。コネクターの材質は金属なので、防腐剤や研磨剤が有効です。汚れを落とすと同時に錆を防止してくれます。不具合時でなくても、定期的に接点復活剤を使えば錆を防いでくれますよ。

カーボン汚れとは車の排気系統に付着する黒い炭素質の汚れを指し、車やバイクには必然的につく汚れの1つです。カーボン汚れ対応の接点復活剤なら、電気系統のメンテナンスと車のお手入れが同時にできます。しかし、ゴムやプラスチックを溶かす成分が含まれているとトラブルに繋がるため、成分表を必ずチェックしてください。

ファミコンなどのレトロゲームはカセット形式を採用しているので、基盤部分がむき出しになっています。むき出しになった基盤はホコリなどで汚れており、その汚れを除去するだけで改善する場合があります。除去するだけなら刺激の低いアルコールタイプで十分です。しかし、刺激が低いアルコールでもプラスチックに影響が出る製品もあります。使用前に成分をチェックしてください。

鉱物油・溶剤が無添加な接点復活剤は、プラスチックや樹脂に影響が少ないためギターなどの楽器におすすめです。接点復活剤を楽器に使えばノイズ音の解消に期待できます。しかし、楽器に使われているプラスチックや樹脂製のパーツは接点復活剤で溶ける恐れも。パーツを守るためにも、強い刺激の接点復活剤は避けてください。鉱物油や溶剤が配合されていない接点復活剤がおすすめです。

接点復活材がない時は車や自転車などのパーツクリーナーで代用できます。代用として有名なのが「KURE 5-56」です。「KURE 5-56」は錆取りを目的とした製品で、金属の防錆や稼働の潤滑を目的としており、金属を使用している電気機器の接続部分にも有効です。

ただし、ゴムやプラスチックにかかった場合は劣化や変色する恐れがあります。使用中に金属以外の部分にかかると故障する恐れがあるので、「KURE 5-56」も含めて代用品ではなく専用の接点復活剤をおすすめします。

接点復活剤は主にホームセンターのカー用品や電気機器関連、工具コーナーなどの売り場に置かれている場合が多いです。詳しい場所は店舗ごとに異なるので、従業員の方に聞きましょう。他にもヨドバシやビックカメラなどの大型家電量販店や、カー用品店でも販売しています。

種類は多く取り揃えていない場合もありますが、オーディオ専門店や100均でも販売しています。店舗以外ではAmazonや楽天などのネットショッピングでも販売しています。種類も豊富で口コミもチェックできるのでおすすめです。

接点復活剤はさまざまな機器に使用できる便利なアイテムですが、プレステなどのゲームのコントローラーにも使用できます。以下で接点復活剤スプレーを使った、PS4コントローラーの手入れ方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

【使い方】

• 接点スプレーの先端にノズルを装着する。
• 両方のコントローラーのスティック周辺に均等にスプレーを噴射する。
• 両方のコントローラーのスティック付け根・溝部分に1回2秒ほど噴射する。
• 両方のコントローラーを操作するようにグリグリと動かして、スプレーを馴染ませる。
• コントローラーの隙間から漏れたスプレーはティッシュなどで拭く。
• ティッシュの上にコントローラーを置き風通しのいい場所で一日程度放置する。

接点復活剤を使う時の注意点を以下に2点まとめました。接点復活剤は優秀なアイテムですが、使い方によっては破損したり故障の原因にもなったりするので注意してください。

• 金属部分のみに使う
• 使用時は機器の電源を落した状態で使う

接点復活剤は基本的に金属部分のみに使用する洗浄剤なので、ゴムやプラスチックは避けてください。また、電気製品で使う場合は感電の恐れがあるため、必ず電源を落した状態で使いましょう。残電流も考慮して、電源を落した後しばらく待ってから使うのがベストです。

ダイソーでは、現在のところ接点復活剤は販売されていません。以前は類似品である「ポリコールキング」が販売されていました。また、代替品として使えそうな消毒液「キビキビ」が販売されています。気になる方はぜひチェックしてください。

接点復活剤で機器の接触不良は改善できます。基本的に金属部分に使う洗剤なので、ゴムやプラスチックに誤ってかからないように気を付けましょう。液体タイプならピンポイントで使えるため、狙った場所以外にかかりにくいです。初心者の方は機器を守るためにも液体タイプを選びましょう。