【徹底比較】種類別！おすすめのヘッドホン10選｜種類ごとの特徴も

迫力のあるサウンドを気軽に楽しめるヘッドホンは、音質にこだわる方におすすめのアイテムです。最近では持ち運びしやすくおしゃれなモデルも販売さており、ファッションアイテムとしても注目されています。

しかし、ヘッドホンとひと口で言っても種類はさまざまです。いざ購入しようと思っても、どれがいいのか迷う方も多いのではないでしょうか？実際に、ヘッドホンは種類によって使い勝手や音質が異なるので、用途に合わせて選ぶのがおすすめです。

この記事では、ヘッドホンの種類や選び方のポイントなどを解説します。種類別におすすめのヘッドホンもご紹介しますので、ぜひご参考にしてくださいね。

ヘッドホンにはさまざまなタイプがあり、種類ごとにサウンドのイメージや用途が異なります。ここでは、「ハウジング」「形状」「イヤーパッド」「コード」を種類別に解説します。

ヘッドホン本体の耳を覆う部分を「ハウジング」といいます。ハウジングには音を鳴らすための部品（ドライバー）が内蔵されており、種類によって音の聞こえ方や遮音性が異なります。ここでは、3種類のハウジングの特徴をご紹介します。

密閉型は、ハウジングの背面が密閉されたヘッドホンです。遮音性が高いため、外部の騒音を気にせずにサウンドを楽しめます。音漏れしにくいので、外で聞く持ち運び用としてもおすすめです。

また、音の解像度が高く緻密な音も聞き取りやすく、楽曲制作やレコーディングにも最適です。

開放型は、ハウジングの背面にメッシュ状の穴が開いたヘッドホンです。ドライバー部分が開放されているため、スピーカーやホールで聴くような臨場感のあるサウンドが楽しめます。

聞き疲れしにくいので、長時間使用する方や臨場感を重視したい方におすすめですが、音漏れする点には注意しましょう。

セミオープン型（半開放型）は、密閉型と開放型を組み合わせたヘッドホンです。密閉型の低音再現力と細密性に加え、開放型の持つ空間の広がりも楽しめるのが特徴です。ハウジングの背面は開放型に近く、音漏れするため室内での使用がおすすめです。

ヘッドホンの形状は、「オーバーヘッド型」と「ネックバンド型」の2種類です。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。

オーバーヘッド型は、ヘッドバンドを頭にのせて使います。高音質のヘッドホンのほとんどはオーバーヘッド型で、ドライバーユニットのサイズも大きいのが特徴です。

頭頂部から耳までしっかり押さえられるので安定感があり、モニターヘッドホンやDJ用ヘッドホンなど、プロ用のヘッドホンにも採用されています。

ネックバンド型は、左右のハウジングをつなぐバンドが後頭部～首のラインについているヘッドホンです。オーバーヘッド型のように頭頂部を押さえつけないので、髪型の崩れが気になる人やヘッドホンの締め付けが苦手な方におすすめです。

耳に直接触れるイヤーパットは、ヘッドホンの使用感を左右する大事なパーツです。ここでは、「オーバーイヤー」「オンイヤー」の2種類をご紹介します。

オーバーイヤー型は、ハウジング部分で耳全体をすっぽり覆うヘッドホンです。重くかさばりがちなのが難点ですが、気密性が高く音漏れも少ないのが特徴です。耳とドライバーの間のスペースが広く、サウンドが豊かに再現されるので音質重視の方に適しています。

オンイヤー型は、耳の上からイヤーパッドを押し付けるようにして使うヘッドホンです。オーバーイヤー型よりも気密性は劣りますが、小型で軽量タイプが多いので持ち運びにも便利です。

また、耳を覆う部分が少ないため、ピアスをしたままでも装着しやすいのが特徴です。スタイリッシュなモデルも多いので、ファッション性を重視する方にもピッタリのタイプです。

ヘッドホンとデバイスをつなぐ方法には、「有線」と「ワイヤレス」の2種類があります。コードの有無によって取り回しのよさや特徴が異なるので、自分に合った種類を選びましょう。

有線タイプのヘッドホンは、ケーブルでデバイスとヘッドホンの端子をつなげて使います。ダイレクトに接続されているので音の遅延がほとんどなく、充電なしで長時間使用できるのがメリットです。

レコーディング用は3m以上、DJ用はカールコードがおすすめです。ケーブルの付け替えが可能なリケーブルタイプは断線にも強く、用途に合わせて使い分けできます。

ワイヤレス型は、再生デバイスとヘッドホンをワイヤレス接続して使うヘッドホンです。以前は優先に比べて音質が劣りましたが、現在では有線に近い高品質化したモデルも販売されています。

ケーブルがないので取り回しがよく、デザインもすっきりしていてオシャレなので持ち運びに便利です。

ヘッドホン特徴は種類によって異なるので、用途や目的にあったタイプを選ぶことが大切です。ここでは、ヘッドホン選びのポイントを「再生方法」「機能」「用途」に分けて見ていきましょう。

ヘッドホンの再生方法の種類は、搭載されているスピーカーの数によって分けられます。ここでは、臨場感のあるサウンドが楽しめる「ステレオ」「サラウンド」2種類の特徴を解説します。

ステレオは、左右2つのスピーカーから異なる音を出す再生方法です。左右に流れるような音の移り変わりが感じられ、立体感のあるサウンドが楽しめます。比較的リーズナブルで高音質なモデルが多く、購入費用を抑えたい人にもおすすめです。

サラウンドは、前後左右から鳴っているような立体的な音を出す再生方式です。最新の「バーチャルサラウンド」は、仮想空間にいるような臨場感のあるのサウンドが楽しめます。映画鑑賞やゲーム用のヘッドホンとしても適しています。

ヘッドホンを快適に使用するためには、機能にも注目して選びましょう。ここでは、「ノイズキャンセリング」「スマホ対応」「ハイレゾ対応」の3種類を解説します。

ノイズキャンセリング機能は、周囲の音と逆相違の音を発することでノイズを軽減する機能です。ヘッドホンの音が阻害されないため、飛行機やカフェなど騒音の気になる場所でもサウンドに集中できます。

また、機能のON/OFFができるモデルは、環境に合わせて使い分けできるので使い勝手がいいです。

いつでも気軽にヘッドホンを使いたい方は、スマホと親和性の高いモデルがおすすめです。特にBluetooth対応のワイヤレスタイプや、ヘッドホン本体にリモコンが内蔵されたモデルは、スマホを取り出さずに操作できます。

ハイレゾ対応のヘッドホンは、CDでカットされてしまうサウンドも再現します。繊細な音やアーティストの息遣いなども感じられるので、臨場感も増すでしょう。ハイレゾ再生するときは、ヘッドホンだけでなく音源やデバイスもハイレゾ対応のものを使用してください。

音楽を聴くだけでなくレコーディングやDJプレイなど、用途に特化したヘッドホンも販売されています。用途や目的に合ったヘッドホンを選びましょう。

レコーディングや音楽制作に使用するなら、モニター用ヘッドホンがおすすめです。解像度の高いフラットな音源を再生できるので、ミキシングやノイズ確認などもしやすいです。一方で、高音質の音源でない場合は聞き疲れしやすく、長時間の使用には向きません。

音楽や映画を楽しみたい方は、リスニング用ヘッドホンがぴったりです。リスニング用は音源の質やバランスを自動調整するので、長時間使用しても疲れにくいのが特徴です。

また、高音がしっかり聞こえる開放型はクラシックに、重低音に強い密閉型は洋楽やロックにおすすめです。映画鑑賞には、音ずれの少ない有線タイプが適しています。

ヘッドホンは、リモートワークを快適にするアイテムとしても活躍します。ビデオ会議や電話でも相手の声をはっきり聞き取ることができ、マイク付きモデルなら自分の声もしっかり届けることができます。ノイズキャンセリング機能付きや、軽量タイプのヘッドホンも使い勝手がいいでしょう。

DJプレイには、密閉型のモニターヘッドホンが適しています。密閉型ヘッドホンは大音量の中でも聞き取りやすく、低音のビートもしっかり鳴るのでDJプレイに向いています。また、装着したままハウジングを動かせるヘッドホンは、取り回しがよくおすすめです。

有線タイプのヘッドホンとデバイスをつなぐ端子には、「3.5mmミニプラグ」と「標準プラグ」の2種類があります。端子の種類によって接続できるデバイスが異なるので購入前に確認しましょう。

3.5mｍサイズのプラグは、一般的にミニプラグと呼ばれています。ヘッドホンだけでなくイヤホンやパソコンなどにも採用されており、スマホのイヤホンジャックにも対応しています。また、6.35mm変換プラグを使用すれば、標準プラグ用のオーディオ機器にも使用できます。

標準プラグは、直径6.35mmサイズのプラグです。スペックの高いオーディオ機器や、アンプやオーディオインターフェースなどの音響機材・楽曲制作用の機材に採用されています。また、変換用プラグも使用できますが、接続部分がかさばるので標準プラグ専用での使用がおすすめです。

ヘッドホンには、室内向きのモデルや持ち運びに便利なモデルなど、さまざまな種類があります。用途やシチュエーションに合った種類を選ぶと、満足のいく1台に出会えるでしょう。ぜひ自分に合ったヘッドホンを見つけて、サウンドを楽しんでくださいね。