文鳥・インコ用ヒーターおすすめ7選｜火事の危険性は？【寄り添いヒーター】

小鳥が寒さに弱いのはご存知ですか？小鳥に限らず、インコなども寒さに強いとは言い難いです。とはいえ、家人がいない間も暖房をつけっぱなしにしておくわけにはいきませんよね。そこで出番となるのが、小鳥用のペットヒーター・寄り添いヒーターと呼ばれるものです。

しかし、小鳥用のヒーターとひと口に言っても、その種類はさまざまです。「あった方がいい機能は？」「何を基準に選んだらいいの...。」種類も多いと購入を躊躇ってしまいますよね。ですが、愛鳥の健康のために最善のヒーターを導入してあげるのがおすすめです。

そこでこの記事では、小鳥用ヒーターの選び方や実際に購入した人の声、おすすめ商品などを紹介していきます。ぜひ最後まで読んで、愛鳥に合ったヒーターを購入してくださいね。

パネルヒーター(バードヒーター)は、ケージの側面に設置して使います。小鳥自身とヒーターとの距離で暖かさの調節ができるので、体温調整がしやすいのが特徴です。薄くてコンパクトな製品が多いのでひな鳥や病鳥にも最適で、ケースの下に敷くなどさまざまな使い方ができます。

注意しなければならない点としては、小鳥がコードにいたずらする可能性があります。ケージの外に設置していても、くちばしや足を使って中に引っ張り込んでしまう場合もあるので注意しておきましょう。コードが傷付くと火事や感電の危険性があります。

パネルヒーターには、赤外線効果によって体を内側から温める製品もあります。また、ケージの側において使う製品もあるので、ケージや部屋の環境にあったものを選びましょう。

保温電球は電球が熱を放射して空気を温めるタイプで、周囲がすぐに暖かくなるのが特徴です。特に複数飼育をしている方におすすめで、電球にカバーが付いていると直接触れないので安全です。ケージにフックで簡単に取り付けられます。

しかし、長時間使うとカバーの上部や側面に熱を持つ恐れがあります。使い方によっては、火傷や火事の原因ともなるので、小鳥が電球の上に乗らないように注意しましょう。取り付ける際は、ケージの外をおすすめします。

止まり木型は、足元からじんわりと温めてくれるヒーターです。羽毛に覆われていない足元から熱が逃げてしまうのを防いでくれるのが特徴。止まり木型だと見慣れているので、パネルや保温電球を怖がる小鳥にもぴったりです。

止まり木型の注意点としては、小鳥の種類や大きさによって太さが合わない場合があります。また、保温力は少し劣っているため、真冬に使用する場合はメインヒーターと併用して使いましょう。温まりすぎないように、ヒーターの他に普通の止まり木も設置してあげるのがおすすめです。

部屋の気温に合ったものを選ぶ必要があります。エアコンなどを使っている部屋なら、パネルヒーターや、止まり木型ヒーターを補助的に使うだけでも充分です。部屋全体が寒い場合は、保温電球などでケージ全体を温めてあげましょう。

また、ケージの周りに設置スペースが取れない場合や、室内で放し飼いしている際は、ゆっくりと部屋全体を暖め空気も汚さないオイルヒーターがおすすめです。日中と夜の気温差が激しい日などは、強に設定したり温度を上げるなど、使い分けて対応しましょう。

万が一の感電や火事などの事故を防ぐためにも、安全性の高いヒーターを選びましょう。ヒーターのコードにいたずらされると、感電や火事の原因に。コードカバーが付いているヒーターが多いですが、金属製コイルが巻かれているものだとより安心です。

飼い主が外出しているときに使用したい場合は、小鳥が温まりすぎないように温度調節のできるサーモスタット機能が付いているものを選びましょう。

ペットヒーターを選ぶ際は、小鳥が使用しているゲージのサイズに合うかどうかもチェックしておきましょう。小さい籠の中に大きな容量のヒーターを入れてしまうと熱くなりすぎ、ペットに負担がかかります。

また、大きなゲージでもヒーター本体が大きければ自由に飛ぶスペースがなくなり、接触などで危険になる場合もあります。そのため、ゲージと設置するヒーターのサイズは重要です。

ペットヒーターで保温電球が使用されているものを選ぶ際は、ワット数を確認しておくのがおすすめです。電球のワット数は数値が大きくなればなるほど暖かいので、設置するゲージにあった大きさを選ぶのが大切です。

特に他の暖房器具と併用する場合には、室温に対してどのワット数が適切かを、以下を目安にチェックしてみてください。

ペット用のヒーターは、種類や設定にもよりますが、つけっぱなしだと温度が上がりすぎる場合があります。ゲージ周りや室温が高くなると、ペットに負担がかかるので気をつけましょう。サーモスタット機能が付いた商品を選べば安心です。

また、放し飼いなどでは、つけっぱなしで火事になるより鳥がコードをかじるなどで漏電の可能性が心配になります。火事になると危険なため、コードカバーを付けて対策をしておきましょう。

文鳥は、高い室温と湿度が必要なためプラケースを使用します。寒さに弱いのでしっかりと保温してあげましょう。室温は27～30度ほどになるように調節してあげるのがベスト。体調不良のときは30～33度に保ってあげましょう。

ヒーターはパネルヒーターがおすすめです。ゲージの下に敷き温めてあげましょう。ストレスや気温の影響により一晩で衰弱してしまう場合もあるので、よく観察しておく必要があります。

そして、1ヶ月ほどしてある程度飛べるようになり、挿し餌から一人餌へ切り替わったら成鳥と同じように飼育していきましょう。こちらの飼育法は文鳥に限らず、ひな鳥を飼う際でも有用です。

文長用ヒーターはいつから使えばいいのか迷うはずです。結論から言うと、気温が20℃を下回ったら使い始めてください。なぜなら、文鳥の適温は20℃から30度ほどと言われているからです。使用する時期は10月頃を目安にしましょう。また、サーモスタットと文鳥用ヒーターを併用すると厳しい冬の寒さにも耐えられます。

なお文鳥が若い場合は、ある程度寒さに耐えられるよう鍛えておくのもおすすめします。理由として、若くて丈夫なときに鍛えておけば、寒暖差が激しい環境でも適用できる文鳥になるからです。その場合は、20度から23度ではヒーターを付けず我慢させて鍛えていきます。

そして、ヒーターはいつまで使えばいいのか気になるはずです。住んでいる地域や環境にもよりますが、20℃を超えてくる4月から5月頃までとなります。とはいえ、東北地方などは朝晩は冷え込む可能性があるため、ヒーターなどすぐに使えるようにしておくのがおすすめです。

ヒーターでの火事を防ぐ方法としては、コードがかじられないように固定する工夫が必要です。かじられないように金属で保護されているタイプを選び、しっかりとコードは固定しておくか届かない位置に設置しておきましょう。

特に雛鳥の飼育の場合は鳥かごやゲージの中に文長用ヒーターを設置しまいがちです。保温電球が丸出しのタイプは、文鳥の火傷や火事といった原因にもつながるので、必ず保護カバーが付いたタイプを選ぶのも火事対策の1つになります。

それでも火事が不安な方は、外付けタイプのヒーターを選ぶのがおすすめです。外付けの場合、種類も豊富なのでゲージに合ったものが選べます。たとえば、留め具があるタイプだとゲージの横に設置できるので中に熱が伝わりやすいです。ただしカバーをかける際は、大きめで耐熱性があるものを選んでください。

身の回りに小鳥用ヒーターがない場合は、以下のアイテムによってある程度代用できます。

• カイロ
• 湯たんぽ
• 電球
• 加湿器
• こたつ
• エアコン

なおヒーターなしでカイロ・電球・加湿器を利用する場合は、破損・火傷などの事故を防ぐため、小鳥が直接触れないように配慮しましょう。

小鳥用ヒーターを使えば、厳しい冬の寒い日でも元気に過ごせます。飼い主の方が小鳥の安全性と快適さを考えて設置してあげると、大切な小鳥も安心して冬を迎えられますね。寒さが苦手な愛鳥にぜひ、買ってあげてください。