緊急事態宣言解除後もネット通販が定着?自粛期間前後の購買経路を調査

"買うを楽しく簡単に"するサービス「ランク王(https://rank-king.jp/)」では、購買に関するトレンドやユーザーの意識調査を行い、様々な結果を公表します。今回は、「自粛期間前後の購買経路の変化に関する調査」を実施しました。

2020/06/26 更新

コロナ禍では、多方面のインターネットサービス、とりわけEC(インターネット通販)サイトがニュースなどでも話題として取り上げられ、身近な存在になりました。

 

今回、ランク王では、自粛前、自粛期間中、緊急事態宣言解除後の購買経路について以下のようなアンケートを行いました。

なお、対象の商品ジャンルは、消費財から「日用品(例:ティッシュ、飲み物など)」、耐久財から「家電(例:テレビ、PC周辺機器など)」の2つを取り上げました。

 

【調査概要:自粛期間前後の購買経路の変化に関する調査】

 ● 調査日程 : 2020年6月24日 〜 2020年6月25日

 ● 調査方法 : インターネット

 ● 調査人数 : 100名

 

ご回答者の年代と性別の分布は以下の通りです。

調査結果

自粛前、「日用品をほとんど店舗で買う(通販の割合が2割以下)」人の割合は74%でしたが、自粛期間には54%にまで低下しました。

 

緊急事態宣言解除後は64%と自粛期間に比べると増加しますが、以前の74%との中間地点に止まる結果となりました。以下のように、ECサイトの利便性に気づくきっかけになったという意見もみられました。

 

”店舗に直接出向く必要が無いためAmazonの利用頻度が増えました。早急に必要なものは店頭で購入しますが、ネットで定期購入する方が便利です。”(20代前半 学生, アンケート結果より抜粋)

 

日用品は取り扱い店舗も身近に多く、一般的に人混みを避けて購入しやすいと考えられますが、自粛期間中にインターネット通販の利用機会が増加し、緊急事態宣言解除後も自粛前に比べて引き続きECサイトを利用している方が多いと考えられます。

 

一方で、以下のような声も挙げられ、上記の結果が必ずしもECサイトの定着を示すとは言いがたい状況です。引き続き動向を見守る必要があるでしょう。

 

”自粛期間が終わってもまだ安心はできないので、なるべく必要以上外出しないようにしています。特に混雑するスーパーは避けるようにしてネット通販を利用し続けています。”(30代後半 主婦, アンケート結果より抜粋)

調査結果

家電でも同様に、自粛前に「日用品をほとんど店舗で買う(通販の割合が2割以下)」人の割合は41%でしたが、自粛期間には27%にまで低下しました。

 

緊急事態宣言解除後、日用品の動きとは異なり、自粛期間と同程度の28%の水準を維持しています。この大きな要因としては、「感染予防のため家電量販店には行きたくないこと」と「通販の利便性に気づいたこと」の2つの意見が多数みられました。

 

"実店舗に出向いて購入するには店員さんと接しなければならず、そして人混みにでるのが怖いため、ネット通販での購入に切り替えました。"(40代後半 専業主婦, アンケート結果より抜粋)

 

"ネットで見る時間が前より増えたのと、正直必要最低限は電車に乗りたくはないからです、以前は当たり前だった人の多さも、自粛中の人の少なさに慣れたため解除後は億劫になりました。"(30代前半, アンケート結果より抜粋)

 

”ネットの方が安いこともあるということに気付かされたため、家電量販店にて下見をして現物を確認したあと、ネットにて同じ商品を安い値段で探す様になった。”(20代後半 接客業, アンケート結果より抜粋)

 

一方で、日用品に比べ高額で耐用年数も長いため、実際に手にとって比較したいという声も多くみられました。

 

"家電は重いし、ネットの方が以前から安かったので、自粛期間中に思いきってネット通販だけにした。ただ、ドライヤーなどの風を確かめたい物は店舗で買っている。"(30代後半 アルバイト, アンケート結果より抜粋)

緊急事態宣言解除後もECは堅調?

今回の調査結果では、日用品(消費財)、家電類(耐久財)のほとんどの年代をとっても、

ECの利用頻度は

自粛期間 > 緊急事態宣言解除後 > 自粛前

となっています。

 

この要因として、緊急事態宣言解除後も引き続き実店舗での買い物は控えているという意見が多数を占めていますが、

通販の利便性(安さなど)に気づいた、インターネット上の情報調査で実店舗の店員さんとの会話をカバーしている、など興味深い意見も挙げられました。

 

私たちの生活を大きく変えた自粛期間は、人々の購買態度にどのような変容をもたらすのでしょうか。引き続き注視する必要がありそうです。