【2023年最新】おすすめのドローン15選｜人気メーカーや操縦方法も紹介

ドローンに関する技術が成熟し、お手頃な価格で購入できるようになったことから、ドローンの購入に興味を持つ人が増えています。しかし、ドローンにはさまざまな製品があり、機能も複雑なことから製品選びで迷っている人も多いのではないでしょうか。

今回は、ドローンの種類について解説するとともに、ドローンの選び方とおすすめメーカーの特徴について詳しく紹介します。また、初心者でも操縦しやすいドローンのおすすめ商品も用途ごとに紹介します。

最後に、ドローンを初めて購入する初心者の方に向けて、ドローンを飛ばすときの注意事項と操縦法について詳しく解説するので、自分の用途に合ったドローンを選んで楽しく操縦や空撮を行いましょう。

（※記事の内容は2021年3月13日現在のものです。法律・規制などについては最新情報をご確認ください。）

ドローンの選び方で重要なポイントは以下の4つです。

• カメラ性能
• 飛行時間
• 自動操縦機能
• 重量・サイズ

重量が200g以上の機体は、人口密集地で飛ばす時に航空法の規制を受けるので、気軽に飛ばしたい人は200g未満の機体を選びましょう。

ドローンの種類は利用用途によって以下の3つに大きく分けられます。

• トイドローン
• 空撮ドローン
• 産業用ドローン

産業用ドローンはほとんど市場に出回らないので、トイドローンと空撮ドローンの2種類の中から選ぶことになります。

重量が200g未満のトイドローンは、カメラ性能が高くない機種が多いので空撮に不向きですが、価格が安く気軽に操縦を楽しめるのがメリットです。プロペラガードが付いたものは、衝突しても壊れないので子供でも安心して操作できます。また、サイズが小さく家の中でも飛ばしやすいので、ホバリング等の操縦練習にも最適です。

空撮ドローンは高性能なカメラを搭載しており、通信距離も非常に長い機種が多いので空撮に最適です。撮時間もトイドローンより長く、30分以上飛行できる機種もあるため、空撮動画の映像制作を行う人にも向いています。ただし、重量が200g以上ある機種は航空法が適用されるので、人混みの中では飛ばしづらいのが欠点です。

産業用ドローンは、農業で農薬の散布を行ったり、建設業で土地の測量をしたりするために使用されています。他のドローンよりもプロペラの数が多いので墜落しづらく、高度な自立操縦機能を搭載しているのが特徴です。また、カメラの位置や角度を変えられるので、広告用の動画の撮影に使われることもあります。

ドローンの基本性能で重要な要素は以下の3つです。

• カメラの解像度
• 飛行時間
• 重量・サイズ

航空法に関わる重量が一番大切な性能ですが、空撮を行う場合はカメラの解像度や飛行時間も考慮する必要があります。

ドローンのカメラ性能は機種によって大きく異なり、ビデオ解像度がHDから4Kの製品まで幅広く存在します。解像度によって空撮動画の画質が左右されるため、美しい空撮映像を撮りたい人は解像度がフルHD以上の製品を選びましょう。

高性能な空撮ドローンでは、3軸ジンバル搭載によりブレの少ない動画の撮影が可能です。しかし、解像度の高い空撮動画はデータ容量が大きくなるため、メモリカードの保存容量も考慮する必要があります。

ドローンに使われるモーターには、ブラシレスモーターとDCモーターの2種類があり、モーターの種類によって出力や駆動効率が異なるのが特徴です。ブラシレスモーターの方が、出力が大きく長時間飛ばせるので風に流されにくく、さらに墜落もしにくくなります。本格的な空撮を行う人は、ブラシレスモーターが搭載された機種を選びましょう。

ドローンの機種によって飛行時間が大きく異なります。トイドローンでは飛行時間が10分未満であることが多いですが、20分近く飛ばせる機種も存在します。一方で、バッテリー容量の大きい空撮ドローンでは30分以上の飛行も可能です。ドローンの操縦や空撮を長時間行う場合は、予備バッテリーを用意しておきましょう。

重量が200g以上のドローンでは航空法が適用され、航空法に抵触する場合は国土交通省の許可を得る必要があります。日常的にドローンの操縦を楽しみたい方は、重量が200g未満のドローンを選びましょう。ドローンは重量に対する体積が大きく、アームとプロペラの部分がかさ張るので、持ち運びづらい機種が多いです。

そのため、旅行用の空撮ドローンとして使いたい人は、携帯性の高い折りたたみ式のドローンをおすすめします。

ドローンの自動操縦機能は大きく3つに分けられます。

• GPS機能
• 自動帰還機能
• 自動追尾機能

自動操縦機能があると操縦が楽になりますが、うまく機能しないこともあるので、空撮を行う前に操縦練習をしっかり行いましょう。

GPS機能を搭載したドローンでは、自動ホバリング等の自立飛行を行うことができ、風に流されにくくなるので初心者でも空撮を行いやすくなります。ただし、電波状況が悪い場所ではGPS機能がうまく働かず、障害物に衝突したりロストしたりする危険性もあるため、GPS機能を過信しすぎないようにしましょう。

自動帰還機能が付いたものは、ドローンを見失った時にボタンを押すだけで帰還ポイントまで自動的に戻ってきます。操縦範囲から外れたり、バッテリーが切れそうになった時にも帰還してくれるので、ドローンの操縦に慣れない初心者にもおすすめです。ただし、電波状況によっては自動帰還機能がうまく作動しないことがあります。

ドローンの自動追尾機能には、センサーを使って被写体を追いかける機能の他に、GPS機能を使って操縦者の追跡を行うフォロミー機能があります。自動追尾機能にこだわる人は、操縦者以外の被写体を追いかけられるドローンがおすすめです。高性能な自動追尾機能を搭載したドローンでは、障害物の衝突を避けられるものもあります。

以下の3つのメーカーが高性能で信頼性の高いドローンを販売しています。

• DJI
• Parrot
• HUBSAN

マイナーなメーカーのドローンは、技適認証がなく合法的に飛ばせないものもあるので、有名なメーカーの製品をおすすめします。

中国の最大手ドローンメーカーであるDJIは、他のメーカーの製品に比べてカメラ性能が高く、自動操縦機能も充実しているのが特徴です。商品のラインナップも豊富にあり、数万円程度で買える初心者向けの製品から、プロの空撮カメラマン向けの製品まで販売しています。

DJI MINI2やMavic Miniは、重量が200g未満で携帯性に優れているうえに、カメラ性能が非常に高いことから人気の高い製品です。

フランスのParrot社は、他のドローンメーカーよりもデザイン性が高い製品を販売しており、おしゃれなドローンを求めている人におすすめです。DJI社と異なり商品のラインナップは少ないですが、ANAFIと呼ばれる4Kカメラを搭載した製品を販売しています。そのため、本格的に空撮を行いたい方にも向いています。

HUBSANのドローンは価格がお手頃なのにも関わらず、ハイスペックでコスパがいいので初心者の方におすすめのメーカーです。ホビードローンの販売を中心に行っていますが、ZINO PRO PLUSという4K空撮ドローンも販売しています。他の空撮ドローンに比べて飛行時間が長いので、空撮動画の編集を行う人におすすめです。

ドローンの機種によって、航空法と電波法が適用される場合があり、免許や許可がないと飛ばせない可能性があります。ドローンの操縦に関する注意事項を理解し、法律に引っかからないようにしましょう。

重量が200g以上のドローンでは、衝突事故を避けるために、以下の6つの飛行ルールが航空法によって定められています。航空法のルールを遵守できない場合は、ドローンを操縦する前に地方航空局長の承認を得る必要があります。

1. 目視しやすい日中の時間帯に飛行する
2. 目視できる範囲でドローンを飛行させる
3. 人と建物の間に30m以上の距離を取る
4. 人混みの中でドローンを飛行しない
5. 爆発物などの危険物を積載しない
6. 飛行中に物の投下を行わない

また「飲酒操縦の禁止」や「飛行前のドローンの状態確認」等、令和元年の法律改正により追加された飛行ルールも遵守しましょう。

ドローンレースで使用されるFPVゴーグルや、FPV機能を搭載したドローンでは、2.4GHzではなく5.8GHzの電波が使われることがあります。5.8GHzの電波を利用したドローンを操縦するときには、第四級アマチュア無線技士の免許が必要です。

また、5.7GHzの電波を利用する産業用ドローンでは、第三級陸上特殊無線技士という資格を取得する必要があります。技適マークがないドローンでは、免許の有無に関わらず電波法違反になるので、ドローンを購入する時は技適マークが付いているかを確認しましょう。

200g未満のトイドローンでも、航空機が低空飛行する空港近くや、高度150m以上の高さでは飛ばせません。また、ドローンに関する法規制の改正により、国の重要な建物や原子力発電所の近くでもドローンの飛行を行えなくなったことに注意しましょう。

ドローンレースで使われる機体は、5.8GHzの電波が使われていることが多いので、重量が200g未満でも無線局を解説するための無線技士免許が必要です。

ドローンに関する技術の急速な発展により事故のリスクが高まったので、法規制が日々追加・改正されています。そのため、ドローン使用前は必ず最新情報を確認し、ルールを守って安全な飛行に努めましょう。無人航空機に関する新しい飛行ルールは、国土交通省の公式ホームページで確認できます。

ドローンに関する航空法のルール違反が心配な方は、下記ホームページをチェックしてください。

トイドローンやシミュレーターを使って、以下の4つのステップを踏むことで、ドローンの操縦方法をマスターできます。

• スロットルを調整して離着陸やホバリングを行う
• ラダー（旋回操作）を操作してその場旋回を行う
• ドローンを旋回させずに前後左右に動かす
• 3つの操作方法を習得したら8の字飛行を行う

詳しいドローンの操作手順については下記の記事でも解説しています。ドローンの操縦に興味がある方は参考にしてください。

ドローンは航空法や電波法等のさまざまな法律が適用されるので、ドローンを飛ばす前にルールをしっかりと理解する必要があります。ドローンの飛ばし方について理解したら、高画質で飛行性能の高い製品を選んで、ドローンの空撮や操縦を楽しみましょう。