マンションに光回線を導入するならどこ？おすすめ12社を紹介！

マンションにお住まいの方で

「自宅にいる機会が多くなり、テレワークやオンラインゲームで高速インターネットが使いたい」

「モバイルWi-Fiやホームルーターでは通信が遅くてストレス…」

といった経験がある方も多いはず。そんな方におすすめなのが光回線です。

しかし、光回線は開通工事が必要なので、自分が住んでいるマンションに導入できるか分からない方もいますよね。

この記事では、マンションの光回線について徹底解説し、おすすめのマンション向き光回線事業者を12選ご紹介します。

まず、どの光回線にするか迷っら『選ぶ前のポイント』と『選び方のポイント』が重要です。

【選ぶ前のポイント】

• 光回線の導入が可能か｜マンションのインターネット環境をチェック
• 光回線の工事が可能か｜管理会社や大家さんに工事可能か確認

【選び方のポイント】

• 提供エリア｜提供エリア内でないとネット接続できない
• 月額料金・契約プラン｜月額料金だけでなく『実質料金』が重要
• 通信速度｜利用地域によって『実測通信速度』が異なる
• 契約期間・違約金・サポート体制など｜契約前に要チェック

上記の重要ポイントを含め、マンションの光回線にスポットを当てた内容になっているので、ぜひ最後までご覧ください。

• インターネット回線の配線工事がマンション共用部まで完了している
• 別途プロバイダへ申し込み、共用部から部屋までの配線を行う開通工事が必要
• 光ファイバー※と明記されていない場合は、別のネット回線の可能性もある

光ファイバー対応のマンションでも、そのままでは自分の部屋で光回線の利用はできません。マンションによっては、管理者が指定するプロバイダしか工事ができない場合もあるので、事前に確認してください。

開通工事には3つの配線方式があり、配線方式によって通信速度も変わります。以下で詳しく解説します。

※透過率の高いプラスチックや石英ガラスなどで作られた光の伝送路。複数束ねると光ファイバーケーブルとなりインターネット回線に利用される。

• マンションの各部屋までインターネット回線が配線され、周辺機器の用意だけでインターネットが利用できる
• 設備されているネット環境が光回線かは判断できないため、管理会社や大家さんに確認する必要がある

インターネット完備のマンションは、『インターネット利用料無料』を謡っている場合がありますが、家賃に上乗せされ相場より家賃が高くなっている可能性が高いです。

また、もともと完備されているインターネットでは通信速度が遅い場合もあり、快適なインターネット環境はあまり期待できません。とくに光回線でない場合は、個人で別途光回線を契約するのも方法です。

• もともとインターネット環境が整っていないマンション
• 光回線の開通工事が禁止されているなどして、光回線が導入できない可能性がある

光回線の導入が可能かは、管理会社や大家さんに確認してください。導入可能であれば自分で光回線の事業者へ申し込み、開通工事といった流れになります。

自分のマンションが光回線の開通工事ができるかは、管理会社や大家さんに確認をする必要があります。

【光回線の工事が可能だったら】

1. 契約する光回線の提供事業者・プロバイダを選ぶ
2. 対応エリアを確認する
3. 申し込む

【光回線の工事が不可だったら】

• 光回線以外（開通工事が不要）のネット回線を検討する
• ≪推奨≫ ホームルーター｜コンセントに挿すだけでインターネットが利用できる
• ポケットWi-Fi｜充電式の小型ルーター。自宅だけでなく外出先でもWi-Fiが使用できる

自分のマンションに光回線が導入できると分かったら、次は提供事業者選びです。しかし、光回線を提供している会社は数多く、どこを選んでいいか迷ってしまいますよね。

ここでは

・光回線選び初心者向けの『必読ポイント』

・簡単に光回線を選びたい方向けの『必読ポイントのまとめ』

・しっかり吟味して選びたい方向けの『推奨ポイント』

に分けて解説します。

光回線には、事業者ごとに提供エリアが異なります。すべての事業者が全国対応ではないので注意してください。提供エリアは公式サイトで確認できます。

提供エリア外では、光回線は機能せずインターネットに繋がりません。申し込みの際に提供エリア外の場合は指摘され、申し込みができないはずですが、念のため自分でも調べるようにしましょう。

ホームページに記載されている月額料金だけを見て選ぶと、請求時には事務手数料や工事費などが追加されて、実際に支払う金額が高くなってしまう可能性があります。初見で安い印象を与えるために、月額料金だけを目立つよう掲載している事業者もあるので、実質料金を計算することは重要です。

実質料金には契約期間の縛りも大きく関わりますし、提供事業者によってはキャンペーンを適用するために有料オプションへの加入が必要な場合もあります。そのため、月額料金以外の部分もしっかり確認して、実質料金を算出してください。

• 光回線のスマホセット割｜スマホの月額料金から毎月割引される

スマホとのセット割の金額は提供事業者によって異なりますが、最大1,100円（税込）割引される場合もあります。家族で同じ携帯会社を使用していれば、全員が割引適用されるのでお得です※。

できる限り費用を抑えたい方は、もともと使用しているスマホ会社が提供している光回線に乗り換えるか、提供事業者と同じスマホに乗り換えるのがおすすめです。

※割引人数に上限がある提供事業者もあります

通信速度といっても、どのくらいの速度があれば快適にインターネットを使用できるか分からない方もいますよね。ここで詳しく解説します。

提供事業者やプロバイダのホームページでは、上り・下りで通信速度を表記しているサイトが多いです。実際には、下り（ダウンロード）の方が使用する場面が多く重要になります。

次に光回線の平均最大通信速度と、さまざまなシーンでの速目安は以下です。

• 光回線の最大通信速度：平均1Gbps

【通信速度の目安】

Webサイトの閲覧やメッセージの送受信であれば1Mbps程度で利用できますが、動画視聴などはそれ以上の速度が必要です。しかし、光回線の平均通信速度と比較するとどれも満たしているので、快適にインターネットが利用きることが分かります。

また、目安程度の通信速度は出ているにも関わらず回線速度が遅く感じる場合は、周辺機器が古い可能性があります。回線がそれぞれの機器に対応していないことも考えられるので、注意してください。

光回線は契約期間の縛りがある事業者が多く、期間はだいたい2～3年ほどです。その期間内の解約は違約金が発生し、違約金は1万円を超える場合が多いです。

とくに賃貸の場合は、マンションの契約期間と光回線の契約期間を照らし合わせることも重要です。光回線は引っ越しの際に撤去工事が必要だったり、引っ越し先で新に開通工事が必要になったりします。賃貸や引っ越し予定がある方は、先を見据えて契約期間も確認してください。

光回線は申し込みから開通工事まで2週間から1ヶ月程度時間がかかるため、事業者と関わる機会が多いです。しっかりと対応してくれる事業者であるかも重要です。

また、サポート体制がいい事業者は、リモートで初期設定を行ってくれるところもあります。契約後に回線の繋がりが悪かったり周辺機器の故障などがあったりしたら、解決まで対応してもらえるサポート体制が充実した事業者を選びましょう。

光電話や光テレビはオプション料金ですが、お得に利用できるので申し込むメリットは多数あります。

初期費用や月額料金はかかりますが、ストレスなくインターネットを利用できるなどのメリットと比較して検討しましょう。

• ホームページから提供事業者・プロバイダを申し込む

まず利用する提供事業者を決めて申し込みをします。提供事業者によっては、プロバイダを別契約しないといけない場合もあります。

• 開通工事の予約

申し込みが完了したら、開通工事の予約をします。事業者によってネットで予約する場合や、後日担当者より電話があり予約する場合もあります。工事には『通常工事』と『無派遣工事』の2種類あります。

• 開通工事当日

工事業者の担当者が配線工事を行います。部屋に光コンセントが設置され、必要な周辺機器なども設置されます。

• 初期設定

ルーターの初期設定を行います。その後、スマホやPCなどWi-Fiを繋ぎたい端末にWi-Fi設定を行い、接続完了です。

【ホームルーターの特徴・メリット】

• 設置工事が不要でコンセントに挿すだけでインターネットが利用できる
• 『データSIM』を使用し、データSIMに記録されている契約情報でユーザーを特定して通信を行う
• 月額料金の相場は3,000～5,000円で光回線より安い
• 最大通信速度は平均約2Gbps
• 申し込み後最短で当日発送も可能
• 引っ越してもそのまま使える

【ホームルーターのデメリット】

• データ容量の制限がある可能性あり（超過した場合は追加ギガの購入可）
• データ容量無制限でも一定の通信量を超過すると速度制限がかかる場合あり
• 利用が集中する時間帯は通信速度が遅くなる可能性あり

ホームルーターは『置くだけWi-Fi』とも呼ばれており、工事不要で使用できます。光回線の通信速度よりは劣りますが、普段使いであれば問題なくインターネットを使用できます。光回線が導入できないマンションにはホームルーターがおすすめです。

【モバイルWi-Fiの特徴】

• 充電式の小型ルーターで持ち運びができる
• 設置に工事は不要
• ホームルーターと同様に『データSIM』を利用する
• 月額料金の相場は3,000～4,000円

【モバイルWi-Fiがおすすめできない理由】

• ホームルーターより内臓されている電波が弱い
• 回線が混み合うマンションではとくに繋がりにくい
• 通信速度がホームルーターに比べて遅い（平均通信速度：30〜40Mbps）

繋がりやすさや通信速度を見ても、ホームルーターより劣ります。工事ができなくても一度は光回線を検討したのであれば、高速インターネットを利用したい方が多いはず。

月額料金もホームルーターと大差はないので、自宅でWi-Fiを利用するのであればホームルーターの方がおすすめです。

マンションに設備されている光回線は、IPv4 PPPoE方式の場合が多いです。

※光信号とデジタル信号間の変換を行う装置

そのため、マンションのような加入者が多いエリアでは、インターネットの利用が増える時間帯などにネットワーク終端装置が混雑すると通信速度が低下する原因になります。

対処法

• IPv6に対応してる光回線を選ぶ

IPv6はIPv4より多くのIPアドレスが使用できるため、パンク寸前の回線を実質無制限で使えます。IPアドレスの数が増えることによって、通信速度が上がり大きな容量のデータも転送できます。

• 戸建てプランを契約する

マンションが提供している光回線を利用せず、自身で別の事業者と契約し直接回線を引く方法もあります。その場合は、マンションに住んでいても『戸建てプラン』を契約します。戸建てプランの場合も開通工事は必要なので、管理会社や大家さんに工事が可能か確認が必要です。

インターネットが対応しているマンションを探しているときや、自分のマンションが光回線の工事が可能か確認すると『インターネット対応』『インターネット完備』といったワードを見聞きすることがあるはず。

それぞれ以下のような意味を持っています。

• インターネット対応｜ネット回線の配線工事がマンション共用部まで完了している
• インターネット完備｜周辺機器の用意だけでインターネットが利用できる

いずれにしても光回線が対応しているとは限りません。また、光回線の工事が不要または工事が可能かも対応・完備だけでは分からないので、光回線を検討する場合は必ず管理会社や大家さんに確認してください。

対処法

• IPv6対応であれば利用する｜オプション料金がかかる場合あり
• ルーターや周辺機器を買い換える｜周辺機器が故障している可能性あり
• ルーターの置く位置を変える｜壁や障害物を挟まない場所に設置する
• 事業者を乗り換える｜乗り換え料金還元のキャンペーン利用も◎

事業者の乗り換えは最終手段ですが、マンションによっては決められている事業者して契約ができない場合もあります。他社での契約が可能かどうかは、管理会社または大家さんに確認してください。

今回は、マンションにおすすめの光回線を紹介・解説しました。工事費用実質無料などお得なキャンペーンを行っている事業者もあるので、できるだけ費用を抑えたい方におすすめです。また、スマホ割が適用できる場合もあります。契約を考えている方はぜひチェックしてください。