敏感肌向け化粧水おすすめ28選｜無印などプチプラ・デパコスの人気ブランドも紹介

敏感肌とは、環境の変化や刺激で肌に赤みやかゆみが生じる状態をいいます。敏感肌はタイプによって原因やケア方法が異なります。また人によって反応する成分が違うため、敏感肌用の化粧水でも使えない場合があり、選ぶのが難しいです。

敏感肌用の化粧水はたくさんあり、自分の肌悩みと照らし合わせたときに何を選べばいいのか、どの化粧水なら使えるのかがわからないとの声は多く聞かれます。

そこで今回は、敏感肌向けの化粧水の選び方やおすすめアイテムをご紹介していきます。記事後半には敏感肌向けのスキンケア方法もお伝えするので、ぜひ最後までチェックしてください。自分に合った化粧水で肌悩みをケアしましょう。

外的な要因は紫外線・乾燥・花粉などです。紫外線や乾燥は肌の潤いを奪い、バリア機能を低下させます。寒い季節の外気の乾燥だけでなく、エアコンでの乾燥にも注意が必要です。季節の変わり目も気温の変化が大きく、バリア機能が下がりやすいので気を付けましょう。

また、肌のバリア機能が低下している肌に花粉が付くとアレルギー反応が現れ、肌トラブルを引き起こします。花粉によって起きる肌トラブルを「花粉皮膚炎」と呼びます。

睡眠不足は、睡眠中に分泌される成長ホルモンを不足させ、ターンオーバーの乱れを引き起こします。また、食生活の乱れも肌荒れにつながりますので、生活習慣全体を整えるようにしましょう。

生理前は女性ホルモンの影響で皮脂の分泌が増え、ニキビができやすい状態になります。洗顔で肌を清潔に保ち、すぐに化粧水・乳液で保湿するように心掛けましょう。

長引くマスクの着用によって、肌のバリア機能が低下している可能性があります。マスクの着脱で肌との摩擦が生まれたり、マスク内に雑菌が繁殖したりすることは、肌にとっていい状態ではありません。

マスクを外したときに肌の乾燥を引き起こすとも言われているので、敏感肌用の化粧水でしっかりケアをしましょう。

乾燥性敏感肌は、肌の水分が蒸発しやすくバリア機能が低下している状態です。乾燥状態が続くと、角質と角質の間に隙間ができて、外からの刺激が伝わりやすくなってしまいます。

肌悩みが増える原因となるので、肌の保湿は1年中しっかりおこないましょう。刺激の少ないものを使うのがおすすめです。

脂性敏感肌は肌の水分と脂分のバランスが崩れ、過剰に皮脂が出てしまう状態です。皮脂の分泌が多すぎると、毛穴が詰まってニキビや黒ずみの原因になります。

脂性敏感肌の方は、肌の水分と油分のバランスを整えられるものがおすすめです。オイルカットやオイルフリーを選び、油分を足さないようにしてください。

ゆらぎ敏感肌とは、ホルモンバランスの乱れや季節の変わり目などで、一時的に肌が敏感になっている状態をさします。ホルモンバランスで一番多いのは、生理周期で肌が敏感になる方です。

またそれ以外にも、ストレスや寝不足でも肌が敏感になってしまいます。低刺激の化粧水で肌を整え、規則正しい生活を心がけましょう。

特定のアレルゲンに反応しているのが、アレルギー性敏感肌です。アレルゲンは花粉やほこりなど人によってさまざまです。

敏感肌になっているときはバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすい状態です。かゆみや赤みが目立つのであれば、病院を受診して正しいケアをしてください。

肌の潤いを保ち、バリア機能を低下させないためには、3つの保湿因子が大切です。保湿因子とは、細胞間脂質・天然保湿因子（NMF）・皮脂のことで、おすすめは以下の成分です。

敏感肌用の化粧水は、刺激になる成分をなるべく使わず、保湿力が高い成分を配合しています。自分に合う成分がわからない場合は、パッケージに「敏感肌用」と書いてあるものを使うのがおすすめです。

アレルギーが心配な方は、パッチテスト済みのものを選びましょう。パッチテストはアレルギー反応がおきないかどうかを事前にテストしたものです。

もちろんすべての方にアレルギーが起きないわけではありません。敏感肌用の化粧水で赤みやかゆみが出た経験がある方は、目立たないところで試してから使いましょう。

スティンギングテスト済の化粧水は、「感覚刺激が少ない」と第三者機関で確認された製品です。化粧水を使って赤みやかゆみ、ほてりなどを感じたことがある方は、スティンギングテスト済みのものがおすすめです。アイテム数は少なめですが、肌への刺激が気になる方はチェックしてください。

ノンコメドジェニックテスト済の化粧水は、第三者機関によってコメドができにくい製品と確認されています。コメドとは毛穴に余分な皮脂が詰まっている状態を指します。ノンコメドジェニック対応の化粧水は、このコメドをできにくくするためのもので、すでにできているニキビをなくすものではありません。

乾燥肌は、肌のバリア機能が乾燥によって低下している状態です。そのためセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が入ったものがおすすめです。敏感肌になっている場合は、できるだけ刺激になる成分を使っていないものを選びましょう。

脂性敏感肌は保湿をおこない、肌の油分と水分のバランスを整えましょう。ただ皮脂が過剰に出ているのではなく、潤い不足によって皮脂が増えていることも多いです。

肌がべたつくからといって、化粧水での保湿を減らすと逆効果になる可能性があります。皮脂が気になるときでも保湿はしっかりとおこなってください。

ニキビができやすい方は、グリチルリチン酸ジカリウムやアラントインなどの有効成分が入ったものを選びましょう。これらの有効成分が入った化粧水は、薬用化粧水（医薬部外品）と表記されています。

薬用化粧水でも今あるニキビをなくす効果はなく、新しいニキビを予防するためのものです。すでにあるニキビが気になるなら皮膚科を受診しましょう。

薬用美白化粧水を使えばメラニンの生成を抑えられ、シミやそばかすができるのを防げます。紫外線ダメージをケアしたい場合には、アルブチンやビタミンC誘導体などの有効成分が入ったものを選びましょう。成分によっては肌へ刺激となる可能性があるため、敏感肌用のものを使用してください。

年齢肌が気になる方は、ハリのケアができる化粧水を選びましょう。エイジングケア※を謳っている化粧水には、コラーゲンやセラミドなどが含まれています。年齢と共に失われていく潤いを補ってくれる効果があり、年齢肌のケアが出来ます。

※エイジングケアとは年齢に応じた今の肌に潤いを与えること

敏感肌用の化粧水で継続してケアをおこなうには、自分好みの香り・テクスチャの化粧水を選びましょう。肌が敏感になっているときは、香料が入っていると肌の刺激になる可能性があります。テクスチャが気になる方はテスターや口コミを参考にしてみましょう。

イハダは資生堂が販売している敏感肌向けブランドです。繰り返す肌トラブルに振り回されたくない方のために作られていて、2011年から外用薬ブランドとして販売されています。

治す・守る・整えるの3つのケアを目指しているブランドで、自分の肌悩みに合わせた商品を選べます。高精製ワセリンを配合しており、肌に潤いを与えます。

ミノンは肌への優しさを考えて作っているブランドです。敏感肌の方が使えるスキンケア用品を販売し、肌質に合ったものを誰もが使えるようにしています。

アレルギーの原因物質のカット・低刺激・弱酸性の3つをコンセプトにしていて、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い方が使えるブランドです。

花王の敏感肌ブランドがキュレルです。乾燥性敏感肌の方に向けたアイテムを多く販売していて、「守って補うセラミドケア」を目指しています。

肌のセラミドを守りながら洗うアイテムや、セラミドで保湿をおこなうアイテムなどを出しています。セラミドの働きを守り、肌のバリア機能を助けて潤いを与えます。

デパコスで人気なのがRMKで、素肌を引き立てるためのスキンケアを開発しています。化粧水は、有効成分にニコチン酸アミドやグリチルリチン酸ジカリウムを使用しており、ゆらぎ肌になりがちな肌を優しく守ります。乾燥からも守ってくれるので、1年中肌の乾燥ケアが出来ます。

カルテはKOSEが販売している敏感肌ブランドで、無香料・無着色・アルコールフリー仕様となっています。有効成分にヘパリン類似物質を使っているため、乾燥に悩んでいる方におすすめです。

荒れやすい肌をケアしてくれるため、敏感肌の方にとても人気です。人工香料を使っていないので、自然な香りで使いやすいのも特徴です。

幅広いアイテムが人気なのが無印良品です。敏感肌シリーズでは岩手県釜石市の天然水を使用しており、乾燥しやすい敏感肌にたっぷりと潤いを与えます。

刺激を極力避けたい敏感肌のために、低刺激仕様になっています。さっぱりタイプ・しっとりタイプ・高保湿タイプとバリエーションが豊富なので、肌の状態に合わせて使えます。

化粧水がしみる場合は、肌のバリア機能が低下している可能性があります。敏感肌用の低刺激の化粧水に変更し、それでもしみる場合はいったん化粧水は使用せず、保湿クリームや乳液のみで様子を見ましょう。もし化粧水がしみるのが続く場合には、皮膚科を受診しましょう。

乳液とクリームのどちらを選ぶかは、肌質によって変わります。

• 乾燥肌・敏感肌：両方の使用がおすすめ
• 脂性肌・ニキビ肌：乳液のみがおすすめ
• 混合肌：乾燥が気になるなら両方がおすすめ

このように自分の肌の状態に合わせて選びましょう。以下でおすすめの乳液を紹介していますので、あわせてご覧ください。

敏感肌のスキンケアでは、クレンジングを重視しましょう。「敏感肌用」と書かれたクレンジングがおすすめです。また、その日のメイクや皮脂汚れを落としつつ、肌にとって必要な成分まで落としてしまわないよう、メイクに合ったクレンジングを選びましょう。

• メイクが濃い方：オイル・バーム・油系のジェル
• メイクが薄い方：ローション・ミルク・水系のジェル

がおすすめです。どのクレンジングを使う際も手を清潔にし、肌をこすらないように心掛けてください。

敏感肌が気になるからとさまざまなケアをしていると、それが肌を痛める原因になる可能性があります。スキンケアは化粧水・乳液・クリームといったシンプルなものでOKです。まずは毎日のスキンケア用品を敏感肌向けのものにして、スキンケアの方法も見直してみましょう。

正しいスキンケアをおこなっても敏感肌が気になる場合には、生活習慣が原因かもしれません。

• 適度な運動
• 8時間程度の睡眠
• 紫外線対策
• 栄養バランスの取れた食事

上記の内容を習慣づけてみましょう。基本的な生活スタイルを整えると、肌の状態も変わってきます。敏感肌が気になるときこそ、さまざまな生活習慣を見直しましょう。

敏感肌向けの化粧水の付け方をご紹介します。化粧水を使うタイミングは、洗顔後の肌がきれいな状態のときです。乾燥しないよう、すぐに付けましょう。その後、乳液・クリームや日焼け止め（朝のみ）で肌を整えてください。

使用量はメーカーの推奨量を参考にするのが1番ですが、さっぱり系なら500円玉くらいのサイズが目安です。しっとり系ならそれよりも少なくていい場合もありますが、基本的にたっぷりと使いましょう。

肌に叩き込むように化粧水を付けると、刺激で肌を傷つける可能性があります。手で優しく押さえるように付けましょう。コットンも肌への刺激になるので、敏感肌の方は手で付けるのがおすすめです。手で付けることで、肌のざらつきなどの日々の変化にも気づきやすくなります。

敏感肌には適切なケアが必要ですが、ダメージを受けやすい状態のため敏感肌用の化粧水がおすすめです。自分の肌悩みに合ったものを選んで、敏感肌をケアしてあげましょう。