国産ドッグフードの人気おすすめ11選｜コスパの良いドッグフードも！危険性は？

犬をペットにしている飼い主さんは、愛犬にいいドッグフードを与えてあげたいものですよね。そのため、国産ドッグフードを選んでいる飼い主さんは多いです。ところが、原材料は海外産のものでも、最後に加工した場所が国内であれば、国産と表記できてしまいます。

また、原材料が国産のものだとしても、必ずしもいいドッグフードとも限りません。危険性のある人工添加物が使われている場合が海外産のものに比べて多いためです。ドッグフードを選ぶ際は、何を基準に見極めればいいのでしょうか。

今回は、国産ドッグフードのメリット・デメリットや選び方、市販のおすすめ国産ドッグフードを紹介します。価格や使いやすさなどのコスパがいい商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

国産ドッグフードは、日本国内で製造されているのが最大のメリットです。製造されてから手元に届くまでの期間が短いので、風味が新鮮な状態のドッグフードを与えられます。

海外輸入のように長期間の輸送や高温多湿のコンテナに入れる必要がないので、ドッグフードの品質を劣化させる心配も少ないです。万が一商品に問題があった場合も、日本語ですぐに対応してもらえるのもメリットです。

国産ドッグフードは販売価格が高いのがデメリットです。高い理由としては、製造原価が高い・原材料が高い・国産との付加価値が考えられます。

しかし、値段が高いからといって必ずしも高品質なドッグフードとは限りません。実は海外産の原材料だけを使用していても、日本国内で最終加工を行えば国産と表記できるのです。国産＝日本産の原材料ではないと覚えておきましょう。

アメリカやヨーロッパのようなペット先進国に比べ、日本はペットフードに関する品質の基準が低いのもデメリットの1つです。しかしもちろん国産ドッグフードの中にも高品質な製品はたくさんあるので、国産ドッグフードの選び方について後ほど詳しく紹介します。

最終的に加工された場所が日本以外の国のドッグフードを、外国産ドッグフードと言います。アメリカやヨーロッパなどペット先進国では、合成添加物の使用禁止などドッグフードの安全性の基準が法律で厳しく定められています。

日本ではドッグフードは食品とは扱われていないため、人間の食品より安全性の基準も低く危険性の高い人工添加物が使用されている場合もあります。「国産＝高品質」「外国産＝危険」ではなく、原材料など内容をしっかり見てから選びましょう。

さまざまなメーカーから国産ドッグフードが販売されており、それぞれのフードによって特徴が異なります。愛犬の健康を維持するためにも、ぴったりのドッグフードを選びたいですよね。そこで、国産ドッグフードを選ぶための7つのポイントを紹介します。

ドライフードは、保存しやすく種類が豊富なのが特徴です。水分含有量が10％以下のものをいい、開封後も常温保存できるので便利です。総合栄養食としての商品が多く、1食あたりの価格が手頃なのも嬉しいポイントです。

ウェットフードは、香りがよく食いつきがいいのが魅力です。水分含有量が60〜80%で缶詰やパウチの状態で販売されています。しかし1食あたりの価格が高く、開封後は日持ちしない点がデメリットです。柔らかいので老犬にもおすすめです。

国産ドッグフードには、全年齢対象の製品と幼犬・成犬・老犬などライフステージ別に分かれた製品があります。ライフステージ別の製品は、カロリー・形状・栄養バランスなど、それぞれの年齢に合わせて作られているのが特徴です。

およそ12ヶ月頃までの幼犬には、高タンパク・高カロリーのドッグフードがおすすめです。身体がどんどん成長するので、消化吸収のいい良質な動物性タンパク質を多く含む総合栄養食を選びましょう。

口の小さな幼犬でも食べやすいよう、小粒のフードを選ぶのもおすすめです。成犬へと変わる時期には、成犬用のドッグフードを少しずつブレンドしてあげるとスムーズに移行できます。

7才〜10才までの成犬には、栄養バランスに優れたドッグフードがおすすめです。タンパク質・脂質・ミネラル・ビタミンなど、健康を維持するために必要な栄養素がバランスよく配合されている総合栄養食を選びましょう。

成犬用のドッグフードは味の種類が豊富で、健康維持のサポートに特化した製品が多いのが特徴です。運動不足になりがちなときは低カロリーなドッグフードを選ぶなど、愛犬の状態に合わせて機能性フードを活用するのもおすすめです。

寝ている時間が長く活動量も少ない老犬には、低カロリー・低脂肪のドッグフードがおすすめです。脂肪分の少ない肉・魚が豊富に含まれたドッグフードを選びましょう。小粒タイプやウェットフードを選ぶなど、食べやすさに配慮するのもポイントです。

老犬になると消化機能が低下してくるため、分解しにくい保存料や添加物がなるべく含まれないドッグフードがおすすめです。酵素や乳酸菌など、消化を助ける成分を含むドッグフードも販売されています。

犬種によって老犬期の始まりが異なるので、獣医やドッグトレーナーの意見も参考にしてみましょう。

超小型犬・小型犬・中型犬・大型犬など体型に合わせたドッグフード選びも重要です。それぞれ口の大きさ・運動量・食べる量が異なるので、愛犬に合わせて選んであげましょう。

超小型犬・小型犬は消化器官が小さく食事量も少ないため、1回の食事でカロリーを補える高カロリーフードが適しています。室内犬の場合、与えすぎないよう量や回数をきちんとコントロールしてあげましょう。肥満にならないよう適度な運動も必要です。

超小型犬・小型犬は口やあごも小さいので、小粒タイプが食べやすいです。ただし、犬によっては中粒・大粒タイプのドッグフードを噛み砕いて食べるのを好む場合があります。粒の大きさは愛犬の好みによって選んであげましょう。

歯垢・歯石によるトラブルを起こしやすい犬種は、歯石ケア用フードの活用もおすすめです。

活発な犬種が多い中型犬には、栄養素がバランスよく配合されたドッグフードが適しています。中型犬は運動量が多く、筋肉質な犬種が多いのが特徴です。健康を維持するためにも、タンパク質・食物繊維・ミネラル・ビタミンなどをバランスよく摂取しましょう。

粒の大きさとしては、食べごたえのある中粒タイプがおすすめです。丸飲みしてしまう癖がある場合は、よく噛んで食べられるように大粒サイズを選んであげるといいです。よく噛むことは健康的な歯の維持にもつながります。

室内犬用ドッグフード・運動量が多い犬種用ドッグフードなど、飼育環境や運動量に応じて選びましょう。

大型犬には低脂肪・低カロリーのドッグフードが適しています。大型犬は運動不足になりがちな上に食べる量も多いので、肥満にならないよう気を付けてあげましょう。また、食べる量が多いからこそ、コストパフォーマンスのいいものを選ぶのがおすすめです。

大型犬は消化器官がデリケートなので、消化のいいドッグフードを選ぶのがポイントです。消化を助ける酵素や乳酸菌が含まれているものがおすすめです。タンパク質や脂質が多い・余計な化学合成物質が含まれている・繊維質が多いドッグフードは避けるのが無難です。

体重が増えると足腰に負担がかかりやすくなるので、関節や骨の健康をサポートする成分が配合されているドッグフードもおすすめです。

国産ドッグフードだからといって、必ずしもいいものとは限りません。大切な愛犬が毎日食べるものなので、原材料をしっかりとチェックしましょう。

原材料の産地に関わらず、最終的に日本国内で加工・製造していれば「国産」と表示できます。つまり、ほとんどの原材料を海外から輸入したものを使っていても、日本で加工すれば国産ドッグフードとして販売できるのです。

国産にこだわるなら、原材料の産地が明確に表示されているドッグフードがおすすめです。パッケージや公式サイトの原材料表示に、国産もしくは都道府県名が記載されているものを選びましょう。

人間の食品と同等の衛生・管理基準で作られたヒューマングレードのドッグフードもおすすめです。HACCP認証やISO認証22005を取得しているか、FAMICの製造基準に適合した工場で作られているかも合わせてチェックしておきましょう。

肉や魚が主原料になっているドッグフードを選びましょう。犬にとって動物性タンパク質は筋肉・骨・皮膚などを作る重要な栄養素です。肉や魚などの動物性タンパク質には必須アミノ酸がバランスよく含まれているので、良質なタンパク質と言えます。

穀物メインのドッグフードの場合、犬の消化に負担がかかる・肥満や体調不良を引き起こす・アレルギーを引き起こす可能性があります。肥満やアレルギーが心配な場合は、穀物不使用のグレインフリー・小麦不使用のグルテンフリーのドッグフードがおすすめです。

アレルギーなどの心配がない場合は、穀物を過剰に避ける必要はありません。野菜や穀物などが適度に配合されたドッグフードを選びましょう。

愛犬がアレルギー体質の場合は原材料表記をしっかりと確認し、愛犬のアレルゲンとなる食材が含まれていないドッグフードを選びましょう。穀物アレルギーには、グレインフリー・グルテンフリーのドッグフードがおすすめです。

アレルギー検査をしたことがなくても、体を痒がったり下痢や嘔吐が続いたりする場合はアレルギーの可能性があります。初めてのドッグフードを与えるときは、まずは少量を与えてアレルギー症状が出ないかチェックしましょう。

ドッグフードのなかには、犬にとって必要のない余分な添加物が入っているものもあります。余計な添加物は涙やけや毛並みの悪さに影響を与える可能性があります。愛犬の健康を考えるなら、保存料・香料・着色料などの添加物が含まれないドッグフードを選びましょう。

添加物を1種類以上を使用していないものを無添加ドッグフードといいます。無添加ドッグフード＝完全無添加ではないので、人工添加物・保存料・香料・着色料のうち何が不使用なのかをチェックしましょう。

果物やハーブなど天然由来の酸化防止剤を使用しているドッグフードや、短期間で食べきれる小袋サイズのドッグフードを選ぶのもおすすめです。

さらに素材にこだわる人は、オーガニックのドッグフードがおすすめです。オーガニックとは、農薬や化学肥料に頼らず有機栽培された食材を指します。

オーガニックのドッグフードを選ぶなら有機JASマークのあるものを選びましょう。国産のオーガニックドッグフードは数が少ないので、海外製品も含めて検討するのがおすすめです。

ドッグフードは定期的に購入するものなので、手に入れやすく続けやすいものがおすすめです。購入場所やコスパの良さをチェックしましょう。

ペットショップやホームセンター、スーパーなどで売られている市販のドッグフードなら、普段の買い物のついでに購入できるので便利です。 ついうっかりドッグフードを切らしてしまったときも、すぐに同じものを購入できます。

通販でしか購入できないドッグフードの場合、購入から手元に届くまでの日数を確認しておきましょう。買い忘れ防止に定期コースを利用するのもおすすめです。通販で購入すれば、重たいドッグフードをわざわざ買いに行く時間と手間が省けます。

良質なドッグフードを長期的に与え続けるためにはコスト面のチェックは欠かせません。品質にこだわって高級なドッグフードを選んでも、毎月のドッグフード代が家計を圧迫するようでは使い続けるのが難しいです。

ただし、あまりに値段が安いものは原価が安い穀物が豊富に使用されていたり、安い肉が使われていたりする可能性があります。品質と価格のバランスが取れたコスパのいいドッグフードを選ぶのがおすすめです。

コストパフォーマンスの良し悪しは、単純に販売価格で比べるのではなく1kgあたりの価格で比較しましょう。

愛犬の食いつきが心配な人は、お試しサンプルを利用するのがおすすめです。せっかく購入しても愛犬が食べてくれないとガッカリしてしまうので、お試しできるのは嬉しいですよね。

お試しサンプルには無料のものから、少量サイズをお手頃価格で購入できるものまでメーカーによって異なります。今回ご紹介したドッグフードの中にもお試しサンプルを扱うものがあるので、ぜひ参考にしてください。

口コミや評判もドッグフード選びの参考にしましょう。実際に購入した方からの口コミは、パッケージや公式サイトからでは分からないメリット・デメリットを知るのにも役立ちます。

口コミが多く評価が高いドッグフードは、製品に満足している方が多いと判断できます。ただし、いい口コミが多いからいいもの・悪い口コミがあるから危険なものとは限りません。あくまでも口コミは参考程度に読み、書かれている内容が愛犬にとって有益かどうかで選びましょう。

ここではドックフードに関するよくある質問についてまとめました。新しいフードの切り替え方や、ドッグフードを食べない時の対処法などを紹介しています。

新しいドッグフードに切り替えるときは、今までのドッグフードに少しずつ混ぜてゆっくりと移行します。初日は全体の1割程度を新しいフードに変えます。2日は2割程度、3日目は3割程度と徐々に新しいフードの量を増やし、1週間から10日かけて切り替えましょう。

愛犬の食いつきが悪いときは、以下の方法を試してみましょう。

• 与えているドッグフードを変える
• お湯でふやかして柔らかくする
• 温めて香りを強くする
• 犬用のふりかけをトッピングする
• 手作りのドッグフードを与えてみる

食いつきが悪くなる原因の1つにドッグフードに飽きてしまった可能性が考えられます。ドッグフード自体を新しいものに変えたり、温めて食感や香りを変化させたりしてみましょう。たまには犬用のふりかけをトッピングして味を変えるのもおすすめです。

また、老化や病気が原因で食いつきが悪くなる場合もあります。何日も食いつきが悪い状態が続く場合は獣医師に相談してみましょう。

アメリカやヨーロッパのようなペット先進国と比べて日本のドッグフードは安全性の基準が低いため「危険・良くない」と言われることがあります。もちろん国産ドッグフードの中にも、高品質なドッグフードはたくさんあります。

今回ご紹介したドッグフードの選び方を参考に、国産ドッグフードを選びましょう。

国産ドッグフードは国内で製造されるので、新鮮なまま愛犬に食べさせられるのがメリットです。一口に国産ドッグフードと言っても、メーカーや製品によって無添加・ヒューマングレード・国産食材など、こだわりのポイントが異なります。今回の記事を参考に、ぜひ愛犬にぴったりの国産ドッグフードを選んでください！