グレインフリードッグフードおすすめ11選｜外国産？国産？涙やけにも

「食いつきが悪い」「アレルギーが気になる」「肥満が気になる」など、愛犬の悩みに関する悩みをお持ちの飼い主さんが多いですよね。特にアレルギー持ちの愛犬には切実な問題です。そんな悩みにおすすめしたいのが、近年注目を浴びているグレインフリーのドッグフードです。

グレインフリーのドッグフードは、米・小麦・大麦・トウモロコシ・キビなどの穀物を使わない食材を指します。アレルギーの発症やアレルギーによっておこる涙やけを避けたいならグレインフリーのドッグフードがおすすめです。主原料はビーフ・チキン・サーモンなどです。

また、無添加やヒューマングレードなど各社のこだわりもさまざまです。 そこで今回の記事では、グレインフリードッグフードの選び方や、おすすめ商品をご紹介します。主原料・タンパク質量・原産国を基準に作成しました。購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。

グレインフリーのドッグフードはさまざまな種類が販売されています。愛犬の健康維持のために、グレインフリードッグフードを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「3つのポイント」をご紹介します。

子犬は母犬の母乳で成長しますが、約3週間位経過するとドッグフードに興味を示し始めます。子犬は成犬よりも多くの栄養が必要なので骨を成長させる「カルシウム」「リン」「マグネシウム」や「高たんぱく質な食事」などを摂取させるのが大切です。

成長期の子犬は、骨格や筋肉・内臓などを作っていく段階なのでタンパク質をしっかり摂取する必要があります。成長期の子犬に必要なタンパク量は約25％以上で、成犬に必要なタンパク量である約21％以上より、子犬の方が多く必要になります。

子犬は活発に動くので上記のように多くの高タンパクな食事を必要としますが、一度に大量のドッグフードを食べさせると胃に負担がかかるので、一日3回位に分けて食べさせるのがポイントです。また、最初のうちはドッグフードを水や湯などに浸してふくらませてから食べさせてください。

犬は基本的に、よくかまずに食べる習性がありほぼ丸呑み状態の食べ方をします。特に小型犬は、本来なら生えているはずの場所に歯が生えていない「欠歯」があることがあり、歯の本数が少ない犬もいます。口が小さく食道も細いので、小さい粒のものを選んでください。

しかし、小さすぎると全く噛まなくなって、口内病になる可能性もあるので、程よいサイズをたべさせてあげるのがポイントです。また、小粒でもかみ砕きにくいドッグフードもあるので、口の中で崩れやすく少し大粒のドッグフードがおすすめです。

うまくかみ砕けない犬には、丸形のドッグフードではなく歯にかかりやすい形状のドッグフードなどもおすすめします。

大型犬は小型犬や中型犬よりも消化器官が弱い特徴があります。犬による違いはありますが、大型犬は栄養価の高い食事（カロリーが高めの食事）を摂取すると下痢しやすい傾向にあるので、消化に負担がかからないドッグフード選びが大切です。

大型犬にとって消化にいい食事とは、分解されにくいタンパク質や脂質、不必要な化学合成物質などが含まれない食事です。また、消化を助ける酵素や乳酸菌などが含まれていたり、新鮮な食材が低温で調理されているものがおすすめです。

また、炭水化物が多いドッグフードや品質の良くないドッグフードを食べても同様に下痢症状が起きやすいので気をつける必要があります。

タンパク質は犬にとって大切な栄養素です。選ぶときには、そのドッグフードに含まれるタンパク質が何由来のものか確認することが大切です。タンパク質のなかでも、肉類が消化しやすいです。

グレインフリーのドッグフードの主原料はたんぱく質の割合が高くなります。原材料としては、チキン、ビーフ、ラム、ベニソン（鹿肉）などの肉類や、サーモンや白身魚などの魚類が多くなっています。しかし「肉」以外の「肉副産物」を使用している商品も販売されています。

アミノ酸スコアの数値が100に近い肉類や魚類などの「良質な動物性タンパク質」が調合されているグレインフリードッグフードを食べさせることで、愛犬の健康が維持できます。定期的に原料の種類を変えながら食べさせるのがおすすめです。

原材料の成分にこだわる方は、使用されている添加物のチェックが大切です。「保存料」「着色料」「香料」「酸化防止剤」などが含まれないドッグフードを選ぶのがおすすめです。ただし、保存料や酸化防止剤が含まれないドッグフードは保存期間が短いので、気を付ける必要があります。

また、主原料に「チキンミール」などと表記されている商品はおすすめできません。鶏の部位であればあらゆるものが入っている可能性があります。良質のドッグフードは、「鶏肉やラム肉など」と明確に表記されています。

「ヒューマングレード」とは人でも問題なく食べられる食材を指します。ヒューマングレードの記載があるドッグフードなら、人が食べる食材と同じ原材料を使用しているグレインフリードッグフードであると言えます。

ただし、すべての原材料がヒューマングレードとは限らないので、しっかりと成分表示を確認するのをすすめします。

ドッグフードを選ぶとき、国産にこだわる方もいますが、国産にもメリットとデメリットがあり、それは海外産も同様です。国産と海外産の特徴を把握し、愛犬に合っているものを正しく選ぶのが大切です。

日本国産のドッグフードはコンビニやスーパー、ドラッグストアで購入でき、価格が安い傾向にあります。店舗での購入ではなくネットで注文する方は、国内発送なのですぐに手元に届くのもメリットの一つです。また、日本人向け仕様なので日本語で表記されています。

デメリットとしては、海外産より品質の基準が低い点です。日本市場においてドッグフードは雑貨扱いなので、人間の食材ほど高品質とは言い切れません。特に添加物に関しては、人の食材では禁止されているものが使用されている場合があります。また国産ドッグフードには、主成分として穀類が使用される傾向があります。

海外産のメリットは日本より品質の基準が高いことです。人間でも食べられるような高品質のドッグフードが多いのが特徴です。また、日本は主成分として穀類が使われますが、海外産は肉類が多く、さらに愛犬の健康を考えた添加物フリーのドッグフードも多く販売されています。

デメリットとしては、国産より価格が高い点です。上記で説明したように原材料にこだわっているドッグフードが多いので、必然的に高価格になっています。また、酸化しやすいドッグフードが多いのもデメリットの一つです。

グレインフリーのドッグフードは海外産が主流なので今回おすすめする商品もイギリス、ドイツ、アメリカなど海外産がほとんどです。

今回は、アレルギーの発症やアレルギーによっておこる涙やけを避けるグレインフリードッグフード11選を紹介します。主原料・タンパク質量・原産国などの観点からグレインフリードッグフードを厳選したので、ぜひ参考にしてください。

ドッグフードをグレインフリーにするかどうかは愛犬の体質やライフステージを把握して選ぶことが大切です。そこで、グレインフリードッグフードのメリットとデメリットをまとめました。

犬にも人と同様に食物アレルギーがあります。食物アレルギーは、体質や環境などさまざな要因が重なって発症しますが、発症の原因はうまく消化できなかったタンパク質が関係しているのが分かっています。

アレルギーの症状は「皮膚のかゆみ」「外耳炎」「下痢」「嘔吐」などが多く、ケアするためにはアレルギーの原因となっているアレルゲン(食材)を避ける必要があります。穀物アレルギーのある犬にとって、グレインフリードッグフードはアレルゲンを含まない貴重な食事です。

また、穀物アレルギーがない犬にとっても、穀物アレルギーをできるだけ発症しにくくする効果が期待できるドッグフードです。

グレインフリーは、肉類や魚などの動物性タンパク質の調合量が多いのが特徴です。犬は肉食に近い雑食なので、動物性タンパク質のほうが消化しやすく、体をつくるための重要な栄養素です。

しかしドッグフードの中には、動物性タンパク質よりも穀物を多く調合して価格を抑えているドッグフードも存在するので、グレインフリーであればそういったドッグフードを避けやすくなるメリットもあります。

グレインフリードッグフードは、品質に重点を置いて製造しているメーカーから販売されているケースが多い傾向があります。グレインフリードッグフードには原材料の選定や調理法など、メーカーのポリシーが込められたドッグフードが多いです。

特に、海外産は日本より品質の基準が高いので、ヒューマングレードのような高品質のドッグフードが多いのが特徴です。また、日本は主成分が穀類ですが、海外産は肉類が多く、添加物フリーのドッグフードも多く販売されています。

グレインフリードッグフードの中にも低タンパクのドッグフードはありますが、高タンパクの商品より種類が少なくなっています。老犬（シニア）などでタンパク質を控えめにしている場合は、グルテンフリーフードの選択肢もあります。

グレインフリードッグフードは肉類や魚の調合量が多い傾向にあるので、販売価格も高めに設定されています。最近ではホームセンターやスーパーなどで見かける市販のブランドからもグレインフリータイプが販売されていますが、安いドッグフードとは言えません。

大型犬などを飼っている方は、大袋やブリーダーパックなどで販売しているメーカーを選ぶと経済的です。

国産ドッグフードは増えてきているものの、グレインフリーは『ナチュロル』や『メディコート』など数えるほどしかありません。日本での製造はそれだけでコストがかかるので「カサ増し」として穀物を使用しているドッグフードが大半を占めています。

しかし、少ないながらも穀物フリーの国産ドッグフードが誕生し始め、国内の愛犬家から高い支持を得るようになってきています。

グレインフリードッグフードでは、穀物の代替えとして豆類を炭水化物の摂取源とする商品がよく見られますが、豆類は犬の健康に不可欠な栄養素の吸収を妨げる可能性があるといった報告もあります。

これは豆類の調理法やその他原材料とのバランスなども関係するので一概には言えませんが、専門家の間でも賛否両論があります。

グレインフリーとは穀物を一切使っていないという意味で、穀物とは小麦・米・オート麦・とうもろこしなどのことです。また、グルテンフリーとはグルテン不使用という意味で、グルテンとはライ麦や小麦などの穀物からできるタンパク質の一種です。

つまり、グレインフリーのドッグフードはグルテンフリーでもあります。ドッグフードを買うときには、ぜひ二つの意味の違いも念頭に置いてください。

犬のアレルギーは遺伝や体質も関わりがありますが、動物病院で検査を受けないと、どの原材料がアレルゲンなのか判断ができません。検査を受けて穀物アレルギーを持っている、もしくは将来的にアレルギーが心配な方はグレインフリーがおすすめです。

穀物に含まれるグルテンは炭水化物として吸収されるので、内臓脂肪が付きやすい原因とされています。愛犬が適正体重を上回っている場合は、穀物が使用されているドッグフードは避けるほうが得策です。

穀物は食物繊維を豊富に含んでいる場合が多いので、消化吸収を早め下痢になる可能性があります。そんな場合はグレインフリードッグフードを食べさせてみて、愛犬の排泄物の状態をチェックすれば様子が分かります。

グレインフリードッグフードは、穀物アレルギーの犬にも食べさせられる穀物フリーのドッグフードです。「穀物アレルギー対策」「アレルギーによっておこる涙やけ対策」「肥満対策」「下痢症対策」など、多くの効果が期待できるドッグフードです。

国産が少ないのが気になる点ですが、外国産は日本より高い品質基準で製造されているグレインフリードッグフードが多いのが特徴です。ぜひ、グレインフリードッグフードを試してみてください。